『オリエント急行殺人事件』ケネス・ブラナー、自信作を引っさげて緊急来日!

"ミステリーの女王"として知られるアガサ・クリスティーの名作小説を、ケネス・ブラナー監督・主演でよみがえらせた映画『オリエント急行殺人事件』。12月8日(金)全国ロードショーとなるが、監督とポアロ役を兼任したケネス・ブラナーの来日が緊急決定。12月5日(火)に都内で実施する大規模なプレミアイベントへ参加する。

ケネスは、全世界で大ヒットした『シンデレラ』(2015年)でも、誰もが知る物語に新たな解釈を加えて現代に甦らせ、監督としての手腕が絶賛されたことも記憶に新しい。しかし、『ヘンリー5世』(1990年)でも主演と監督を兼任し、アカデミー賞監督賞と主演男優賞にWノミネートされ、以降も評価が高く5度に渡ってオスカーにノミネートされている。

イベントには、ポアロの日本語吹替版声優を務めた草刈正雄とジュディ・デンチ(『007』シリーズ)演じるドラゴミロフ公爵夫人の吹替え声優を務めた山村紅葉の登壇も決定し、日米の名優たちの対面が実現する。

クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは、「ポアロは複雑なキャラクターですが、ケネスは原作の壮大さをしっかり理解していて、彼のビジョンに鳥肌が立ちました。映画のオープニングで、列車がこちらに向かって走ってくるという話があった時、私たちに向かって自分自身で列車まで演じたんです。彼の姿に一瞬で魅了されました」とケネスの解釈に太鼓判を押す。彼の作品へのこだわりは、並大抵のものではなく、ポアロが登場する小説全て(長編33作と短編50作)を読破、大きな口髭の開発に9カ月もの時間を費やし、ベルギー訛りを習得するためにポアロと同世代のベルギー人が話す27種類ものベルギー訛りの英語の録音を聞き、週3回コーチ受けた。監督としてもロンドンにラボをオープンさせてまで65mmフィルムでの撮影にこだわった。

一足早く開催されたワールドプレミアで「日本のみなさんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポワロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っていますよ。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本のファンに楽しんでもらえますように!」と日本での公開を特に気にかけていたケネス。来日が実現し日本で何を語るのか?

ケネスのほか、ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォーといった豪華キャストが集う『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『オリエント急行殺人事件』
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation.