2018年の注目ドラマをチラ見せ!<vol.3>『ダウントン・アビー』の二人が登場する歴史ドラマ『Knightfall』

全米で2018年前後に始まる注目ドラマの予告編をお届けする本連載。2回目の今回は、中世ヨーロッパで活躍したテンプル騎士団の迫害と没落、火あぶりに処されるまでの経緯を描くヒストリーチャンネルの新作ドラマ『Knightfall(原題)』をご紹介しよう。

『ハート・ロッカー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたほか、『アベンジャーズ』シリーズのホークアイ役や『ミッション:インポッシブル』のウィリアム・ブラント役でも知られるジェレミー・レナーが製作総指揮を務める本作の題材は、"テンプル騎士団の没落"。フランス全土でテンプル騎士団が一斉に逮捕されたこの出来事は、1307年10月13日の金曜日に発生し、後世に「13日の金曜日」が不吉とされる由来になったことでも知られる。

十字軍によってイスラム教国から聖地エルサレムが奪還された後を描いており、テンプル騎士団がどんな人々だったのか、どのように暮らし、何を信じながら処刑されていったのかが、騎士団の信念、忠誠心、復讐心、同胞愛などを中心に描かれることとなるようだ。

失われたキリストの聖杯を求めて命をかけて戦う騎士団ランドリーを『ダウントン・アビー』のギリンガム卿でおなじみのトム・カレンが、ローマ教皇を『ダウントン・アビー』のカーソンことジム・カーターが演じる。共演は、エド・ストッパード(『ザ・ローマ 帝国の興亡』)、オリヴィア・ロス(『戦争と平和』)、ジュリアン・オヴェンデン(『刑事フォイル』)、サブリナ・バートレット(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、ポードリック・ディレーニー(『THE TUDORS ~背徳の王冠~』など。製作には、ジェレミー率いる製作会社The Combineが参加し、ジェレミー自身やリチャード・レイナー(『GO! GO! L.A.』)、『FRINGE/フリンジ』のジェフ・ピンクナーが製作総指揮に名を連ねる。

今回公開となった予告編では、1306年にパリでローマ教皇が、テンプル騎士団のランドリーに騎士団を導く覚悟があるかを問うシーンから始まる。必ず聖杯を探し出さねばならないという厳しいミッションを課せられたものの、本当に探し出すことができるのか、自分の力に迷いが生じるランドリー。その後、聖杯は実はフランスにあるとの知らせが入り、フランス国王フィリップ4世の策略、教皇の暗殺計画などの裏切りが待ち受ける中、騎士団が激しい戦いへと向かう展開となっている。

2016年8月にチェコのプラハにある撮影現場で大規模な火災が発生したことは以前当サイトでお伝えしたが、幸いセットがダメージを受けた以外の被害は報告されず、撮影は数日中断されただけで再開していた。

全10話予定の『Knightfall』は、米ヒストリーチャンネルにて12月6日(水)22:00にプレミア放送。

Photo:トム・カレン
(C) JMVM/FAMOUS