2018年の注目ドラマをチラ見せ!<vol.4>ジョシュ・ハッチャーソン主演『フューチャーマン』

全米で2018年前後に始まる注目ドラマの予告編をお届けする本連載。4回目の今回は、全世界で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』シリーズのピータ役で知られるジョシュ・ハッチャーソンが主演を務める、米Huluのアクションコメディドラマ『フューチャーマン』をご紹介しよう。

(本記事は、同シリーズのネタばれとなる記述、映像を含みますのでご注意ください)

本作は、いまだに両親と同居し、昼はビルの管理人として退屈な雑務をこなし、夜は世界有数のゲーマーとしてビデオゲームに興ずる、人生の意義を見出せていないジョシュ・フッターマンが主人公。彼がコンプリ-トしたシューティングゲームが実は優秀な人材をスカウトするための試験で、その結果、ジョシュは未来から来たソルジャーと共に時空を旅して、人類の危機を救うという重大な任務を託されることになるというストーリー。

主人公ジョシュを演じるのは、SFアクション超大作『ハンガー・ゲーム』シリーズでピータ・メラーク役を演じたジョシュ・ハッチャーソン。ジョシュは本作で主演だけでなくプロデューサーも務めている。ゲームの世界から飛び出し、ジョシュを「人類の救世主」としてリクルートするソルジャー役としてデレク・ウィルソン(『プリーチャー』)とイライザ・クープ(『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』)が出演。脚本を担当するのは、カイル・ハンター(『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』)とアリエル・シャフィール(『50/50 フィフティ・フィフティ』)。エヴァン・ゴールドバーグ(『50/50』)が製作総指揮を務め、俳優として知られるセス・ローゲン(『スティーブ・ジョブズ』)も、マット・トルマック(『アメイジング・スパイダーマン』)とともに製作総指揮として参加している。セスはこれまでにも、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』や『グリーン・ホーネット』で、俳優として出演するだけでなく脚本や製作にも携わっている。

本予告編は、冴えない毎日を送るジョシュが、得意のビデオゲームを完全制覇して歓喜する場面から始まる。すると突然、2162年の世界からやってきたというゲームのキャラクター二人が目の前に現れ、ゲームをコンプリートできたジョシュだけが人類の危機を救うことができる、共に闘うようにと説得をされる。何と、ヘルペス(疱疹)の薬が、将来人類の滅亡を招くことになるため、過去にタイムトラベルをしてヘルペスの薬を開発した科学者を赤ちゃんのうちに殺すことが使命だというのだ。1986年のトム・クルーズ主演映画『トップガン』のテーマ曲が流れ、あたかも壮大で崇高な目的のために命をかけた闘いに挑むという雰囲気を醸し出しているが、この突拍子もない指令を現実の出来事として受けとめきれないジョシュと、感情のないロボットのようなソルジャー二人の相反するキャラクターが滑稽な、アクション満載かつ80年代の懐かしい世界も楽しめるコメディとなっている。

米Huluは本作のほか、エイミー・ポーラーがプロデュースする『Difficult People(原題)』や、ミンディ・カリングがクリエイターと主演を務める『The Mindy Project(原題)』、アーロン・ポールヒュー・ダンシーが共演する『THE PATH/ザ・パス』、ヒュー・ローリー主演の『Chance』、イザベラ・ロッセリーニジェフリー・ドノヴァン共演の『Shut Eye(原題)』、第69回エミー賞で作品賞を含む8部門に輝いた『The Handmaid"s Tale(原題)』など、オリジナルドラマの配信に力を入れており、本作がその最新作となる。

『フューチャーマン』は米Huluにて11月14日から30分枠の全13話構成で配信中。(海外ドラマ)

Photo:ジョシュ・ハッチャーソン(C)NYPW/FAMOUS