『ゲーム・オブ・スローンズ』の"スタニス・バラシオン"が後悔したこと

世界中で大ヒットしている大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)で、第二章から第五章までスタニス・バラシオンを演じたスティーヴン・ディレインが、同役を演じる上で後悔したことについて語っている。米Entertainment Weeklyが報じた。

『GOT』は登場人物が多く、その人間関係も複雑に絡み合っているため、スティーヴンは劇中で何が起こっているのかをよく理解しないまま、スタニスを演じたことを悔やんでいると明かした。

「(スタニスの右腕的存在であるダヴォス・シーワース役の)リーアム・カニンガムはシリーズに情熱を注いでいて、その尽力の仕方には感動すらしてしまうほどだった。一方の私は、各シーンで何が起きているのかを理解するのに、完全にリーアムに頼り切っていた。撮影が終了するまで自分が何をしているのか分かっておらず、気づいた時には手遅れだった。自分が信用されていないように感じて、最後は落胆したよ。土台のない場所に城を築いたように感じた」と述べている。

ファンの中にはジョージ・R・R・マーティンの原作に登場するようなスタニス像をスティーヴンに期待していた人もいるようだが、「そんな風に自分のハードルを高くして自責の念に襲われるところが、いかにもスタニス的だ」との声も挙がっている。

スティーヴンは『GOT』とほぼ同時進行で、英仏合作の犯罪ミステリードラマ『トンネル ~国境に落ちた血』にカール・ローバック役で主演していた。世界第二次大戦下を舞台にした映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が、2018年3月に日本で公開される予定だ。また、現在撮影中の14世紀を舞台にした伝記映画『Outlaw King(原題)』ではエドワード1世を演じている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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