郊外の小学校に子どもを通わせる母親たちの裏の顔を描き、第69回エミー賞で8冠に輝くなど高い評価を得た米HBOのドラマ『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』。先日、ついにシーズン2の製作が正式に発表されたが、現時点でわかっていることについて米Popsugarがまとめた。
原作は、オーストラリアの作家リアン・モリアーティによるベストセラー小説で、様々な事情を抱える母親たちを中心に、保護者会の夜に起きた殺人事件を描くミステリー。ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーン、シェイリーン・ウッドリーとローラ・ダーンといった人気女優が豪華共演していることでも話題を呼んでいる。先日、ノミネートが発表された第75回ゴールデン・グローブ賞でも、ニコールとリースの主演女優賞ダブルノミネートを含む6ノミネートされている。
以下、シーズン2について分かっていること
■あらすじは?
詳細は明かされていないが、シーズン2では「嘘の悪性、友情の耐久性、結婚の脆弱性、そして堅実な育児の残忍性」について描かれ、「人間関係はぶつかり、忠誠心も崩れ、精神的にも身体的にもダメージを受ける」ことになるという。ますますダークで歪んだ世界の深みにハマりそうだ...。
■エピソード数は?
ケリーはシーズン1同様、シーズン2も全7話構成で脚本を仕上げているようだ。
■新キャラクターは?
米Vultureによれば、本作の放送局である米HBOは4人の新キャラクターが登場することを発表しているとのこと。
一人目はマイケル・パーキンス。オッターベイ小学校に新たにやってくる2年生の教師で、生徒たちのグローバル意識や社会意識を育てたいと考えている人物。レナータ(ローラ)はアマベラ(アイヴィー・ジョージ)がパーキンス先生の地球温暖化の授業によりパニック発作を起こしてしまったと、激怒する。
二人目は学校の事務局の新人スタッフ。この女性はジェーン(シェイリーン)の友人で、二人は互いに"深い秘密"があることを知るようになるという。
そして、残りの二人はボニー(ゾーイ・クラヴィッツ)の両親エリザベス&マーティン・ハワード。エリザベスは表面では娘のボニーに禅を教えた人だとされているが、徐々に支配的で、虐待をするような本性が現れてくるようだ。一方、マーティンは心で娘との距離を取っているが、家族の非常事態に直面して、娘との関係に向き合うことになるという。
■出演者は?
マデリン役のリースとセレステ役のニコールはもちろんカムバック。シーズン1同様、二人は製作総指揮も兼任する。他のキャストについての正式な発表は出ていないが、米Hollywood Reporterによれば、ほとんどのキャストは復帰する予定で現在交渉が進められている最中だという。特に、ジェーン役のシェイリーン、ボニー役のゾーイ、そしてレナータ役のローラが帰ってくる可能性は高いようだ。
■監督は?
Hollywood Reporterによれば、新監督の選考が難航したことでシーズン2製作決定の発表が遅れたのだそう。シーズン1では『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレが全7話でメガホンを取ったが、彼はエイミー・アダムス(『マン・オブ・スティール』)主演のTVシリーズ『Sharp Objects(原題)』で監督を務めることになり、本作を降板。ヴァレの後任は、2003年の短編映画『Wasp(原題)』でアカデミー賞を受賞し、『トランスペアレント』や『アイ・ラブ・ディック』を担当してきたアンドレア・アーノルドに決まった。
■脚本は?
シーズン1の全話分を執筆し、本年度のエミー賞で脚本賞にノミネートされたデイビッド・E・ケリーが新シーズンでも全話分の脚本を担当する。Vultureによれば原作のモリアーティは本作のキャラクターたちの続編を描く小説を執筆済みで、その小説がケリーにインスピレーションを与えたのだそう。
■放送日程は?
残念ながら、HBOのプログラミング部門代表のケイシー・ブロイズによれば、「2018年内は難しい」とのこと。つまり、私たちの元に届けられるのは早くても2019年のようだ。これはかなり待ち遠しい!
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ビッグ・リトル・ライズ』
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