マーベル制作のドラマは多岐に渡り、Netflixで展開中の『デアデビル』を筆頭とするオリジナルドラマの数々のほか、Huluの『Runaways(原題)』、米FOXの『The Gifted ザ・ギフテッド』、米FXの『レギオン』などが人気を呼んでいる。そんな中、米ABCにおけるマーベルドラマの今後の動向について、米Deadlineが報じている。
ABCでは現在、諜報機関シールドのエージェントたちが活躍するアクションドラマ『エージェント・オブ・シールド』のシーズン5が放送中。TV批評家協会の冬のプレスツアーにおいて、米ABCエンターテインメントのチャニング・ダンジー社長は、「クリエイティブな観点から見て、本シーズンはこれまで以上に力強い内容だと心から思います。シーズン後半について製作者たちが持つ展望にも、本当にワクワクしているところです」と話している。
『エージェント・オブ・シールド』の製作陣は、ABC重役と会合を持ち、シーズン6に向けてのプランを披露する予定。その結果を踏まえて同局は、シーズン更新の是非について検討するということだ。
一方、インヒューマンズ(超人類)が住む王国のロイヤルファミリーが経験する壮大な冒険を描く作品として、同局で昨年秋に放送された『マーベル インヒューマンズ』は、シーズン2が制作される見込みはほぼない模様。IMAXシアターでパイロットが上映されるなど、鳴り物入りでスタートした本作だが、批評家筋の反響は思わしくなく、視聴率も振るわなかった。ダンジー社長は本作について「視聴成績は私たちが求めていた水準には達しませんでした。まだ正式決定は下していませんが、望んでいた数字に至らなかったとは言えます」と話している。
同局において現在、マーベル制作のTVパイロットは予定されていないので、今秋に放送されるマーベル作品が『エージェント・オブ・シールド』だけになる可能性もありそうだ。
『エージェント・オブ・シールド』シーズン5は米ABCにて放送中。また、『マーベル インヒューマンズ』は、日本では2月2日(金)から8日(木)まで、第一章がIMAXにて先行上映。その後、ドラマシリーズの全エピソードが、3月3日(土)よりDlifeで放送、3月10日(土)よりHuluにて配信スタートとなる。(海外ドラマNAVI)
Photo:『エージェント・オブ・シールド』
(C)2016 MARVEL & ABC Studios.