ブラック・ウィドウの単独映画、実現に向けて一歩前進。マーベルが女性脚本家を起用

マーベル映画でスカーレット・ヨハンソンが演じるキャラクターで、格闘技や狙撃などに秀でた女エージェント、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)。彼女を主人公に据えた映画が、いよいよ実現に向けて一歩前進したようだ。

関係筋によれば、企画はまだごく初期の段階で、製作決定は下りていない模様だが、マーベルが女性の脚本家を起用したことを、米Varietyは報じている。

起用されたジャック・シェイファーは、映画『TiMER(原題)』の監督・脚本・製作や、短編アニメーション映画『アナと雪の女王/家族の思い出』の脚本を担当した人物。シェイファーの書いた脚本は女優のアン・ハサウェイの目に留まり、アンの出演する新作映画『Nasty Women(原題)』にも起用されている。

マーベルのケヴィン・ファイギ社長は、数名の候補に会った上でシェイファーに白羽の矢を立てたとのこと。また、マーベルの重役たちは、シェイファーへの要望をまとめるため、ブラック・ウィドウを演じるスカーレットとも協議しているようだ。

ブラック・ウィドウの登場する最新作は、5月4日(金)に米国公開の映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。『アイアンマン2』(2010年)で初登場して以来、スーパーヒーローのパートナーのようなポジションが多かった彼女の単独映画は、ファンから要望の声が高まっている。また、ファイギ社長やスカーレット本人も、単独映画の実現に意欲を燃やしていることが伝えられており、今後の進展に期待が持てそうだ。

なお、上の報道についてマーベルはノーコメントとしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブラック・ウィドウ(『アベンジャーズ』)TM & (C) 2012 Marvel & Subs