『Dr.HOUSE』ヒュー・ローリーが神経精神科医を演じる『Chance』、シーズン2で終了

米Huluは、人気医療ミステリードラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』の風変わりで型破りな天才医師ハウス役で知られるヒュー・ローリー主演の心理スリラー『Chance(原題)』がシーズン2を持って終了となることを発表した。米Varietyが報じた。

原作はケム・ナンによる同名小説。主人公のエルドン・チャンス医師は、多重人格の疑いがある魅惑的な患者と肉体関係を持ってしまうが、彼女の元夫は無慈悲で危険な性格の殺人課刑事だった。さらには係争中の彼自身の離婚やティーンエイジャーの娘の言動などの問題も絡んで、エルドンはサンフランシスコという都会の裏に隠れている暴力的で危ないダークな世界に不本意ながら足を踏み入れていく...というストーリー。Fox21は2016年に2シーズン分の制作を発表し、シーズン1は2016年10月、シーズン2は2017年10月にHuluにて配信された。

製作総指揮はブリー・ラーソン主演の『ルーム』でメガホンを取りアカデミー賞にノミネートされたレニー・アブラハムソンをはじめ、アレクサンドラ・カニンガム(『アクエリアス 刑事サム・ホディアック』)、マイケル・ロンドン(『マジシャンズ』)、ブライアン・グレイザー(『Empire成功の代償』)そして主演のヒューと原作者のナンらが務めた。

Varietyのモーリーン・ライアンは「『Chance』よりも陰気で暗いドラマを見つけるにはかなりの広範囲から探さなければならないだろう」と辛辣に批評し、長年『Dr.HOUSE』で活躍したヒューであっても、本作独自の"重さ"を引き上げることができなかったとコメントしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ヒュー・ローリー
©MINAS KEUKAZIAN/FAMOUS