『ナイト・オブ・キリング』のあの人が『薔薇の名前』のドラマ版に出演

1986年に公開されたフランス、イタリア、西ドイツ合作の歴史ミステリー『薔薇の名前』のドラマ版製作が決まり、物語を彩る国際的なキャストが明らかになった。米Varietyが報じている。

『薔薇の名前』は、ウンベルト・エーコのベストセラー小説が原作。舞台は14世紀、イタリアの修道院にやってきたイギリスの修道士バスカヴィルのウィリアム(ショーン・コネリー)と彼の弟子メルクのアドソ(クリスチャン・スレイター)が連続殺人犯を捜し出していく物語だ。

ドラマ版でウィリアムを演じるのは『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』で主演を務めたジョン・タートゥーロ。アドソ役にはドイツ出身の新人俳優ダミアン・ハードンが抜擢された。他に、イタリア出身のファブリッツィオ・ベンティヴォリオ(『人間の値打ち』)、グレタ・スカラーノ(『暗黒街』)、ポーランド出身のピョートル・アダムチク(『ショパン 愛と哀しみの旋律』)らも出演する。

また、ティム・バートン監督の『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』などに出演する英国俳優ルパート・エヴェレットがベルナール・ギー異端審問官役を演じる。この役は映画版では『HOMELAND』のダール役で知られるF・マーレイ・エイブラハムが務めていた。

大作のリメイクに挑む監督のジャコモ・バティアート(『潜入 最も危険なテロリスト』)は、「20世紀の最も偉大な文学の感情を表現することは、とても難しい」とコメントしている。撮影はローマにて1月15日(月)より、約4ヶ月間続く見込み。(海外ドラマNAVI)

Photo:ショーン・コネリーもクリスチャン・スレイターも若い!今から32年前に公開された映画『薔薇の名前』
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