NetflixのCEO、ディズニーのさらなる成長は「業界全体にとっていいこと」

独自の映像配信サービスを2019年に始める計画を発表しているディズニーは、映像配信の最大手であるNetflixの強力なライバル、ひいては"Netflixキラー"になるのではないかとさえ言われている。そんな中、Netflixのリード・ヘイスティングスCEOが映像配信業界の今後の見通しを話したことを、米Varietyが伝えた。

1月22日(月)に行われた投資家向けコールにおいて、ヘイスティングスは「(ディズニーが)これまでのHuluを超える脅威になるとは捉えていない」と話し、ディズニーとの競争を恐れていないことを示した。一方で、ディズニーの新サービスは、ブランドとコンテンツにより大きな成功を収めると予想し、「私自身も加入する」とさえ言っている。

また、米Deadlineの報道では、「競争のおかげで皆がお互いに学び合い、映像配信全体の成長が増すだろう」と述べたことも伝えられている。

ディズニーが2017年12月、20世紀FOXのエンターテイメント部門のコンテンツを買収したことは、新サービスに大きく寄与するだろうと見られている。ヘイスティングスもこの出来事に驚いたことを認めたが、「米国の大手メディア企業の合併は、私たちにとってはあまり重要なことではない」とも言っている。ディズニーの映画が今後、Netflixから消えていくことについても「素晴らしいコンテンツだが、それらがなくても私たちは成長していける」と述べ、影響は少ないことを強調した。

なお、ディズニーの傘下にあるマーベルのドラマシリーズ(『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ディフェンダーズ』『パニッシャー』ほか)が、Netflixで配信され続けるのかどうか懸念されているところだが、番組を所有するのはNetflixであり、それらを長い期間にわたって利用し続ける意向もヘイスティングスは示している。

上に見たように、映像配信へのディズニーの参入に対し、Netflixは冷静を保っている様子。波乱が訪れることは間違いないが、ヘイスティングスCEOが言うように、業界にとって新たな成長のステップと見ることもできそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ジェシカ・ジョーンズ』の主演クリスティン・リッター
(C) Eric Charbonneau/Netflix