『ハンドメイズ・テイル』エリザベス・モス、話題沸騰の衝撃作で見せた"覚悟"とは?

妊娠ができる女性は、"子どもを産むための道具=侍女"として、上流階級の夫妻のもとに送り込まれることが法律で定められた衝撃的な世界が描かれる『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。2月28日(水)よりHuluにて独占配信がスタートする本作で主人公を演じるエリザベス・モスのインタビューが到着した。

エリザベスが本作で演じるジューンは夫のルーク、一人娘のハンナと共に幸せに暮らしていた。しかし、ある日突然、"守護者"と呼ばれる男たちに捕らえられ連行されてしまう。その後、子どもを産むための道具としての教育を受けさせられ、"オブフレッド"という名を与えられた彼女は、侍女としてウォーター・フォード司令官に仕えることになる―。

衝撃的な物語を描く本作について、「私が今まで見たり携わってきた作品とは、全く異なるトーンを醸し出している作品よ」とエリザベスは語る。さらに、この難役を演じるにあたり「女優として貴重な挑戦だし、その挑戦を受けて立つような気持ちで臨んだわ」と語る言葉からは、相当な"覚悟"を持って挑んだ様子が伺える。

本ドラマにおいて、特定の言葉以外は話すことが出来ず、自分の気持ちを表すことさえ禁じられているという極限の状況に置かれた人物を演じることは、彼女にとって最大の課題だったという。そのため、登場人物たちはどのように歩くのか、彼女たちはどのようにお互いと交流を深めるのか、他人と目を合わせたり、いつ言葉を発することが許されるのか...など、様々なことについて考えを整理する必要があったと後に振り返っている。

「共演者のサミラ・ワイリー(モイラ役)、アレクシス・ブレデル(オブグレン役)と"侍女たちは一体どのように動くべきなのか"と、3人で悩むこともあったのよ。どれくらい頭を下げるのか? 横を見たいときはどうすればいいの? といったことを、夜の11時だというのに演技を道端で練習したこともあったわ」しぐさや行動だけでなく、言葉を発するタイミングまで徹底的に研究し、"侍女"という難役を演じ切った彼女たちの熱演には必見だ。

理不尽な世界で、監視されている恐怖や、誰も信じることの出来ない状況下の中で、オブフレッドは如何にしてこの過酷な今を生き抜くのか? そして、愛娘ともう一度再会することは出来るのか? 女優としての"覚悟"を持って演じ切ったエリザベスの熱演を、ぜひその目に焼き付けて欲しい。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
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