【特別映像】『グレイテスト・ショーマン』ヒューが「This Is Me」への想いを述懐

現在大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』。本作の主題歌「This Is Me」は公開前から"泣ける"と話題になっていたが、公開後は更にSNSなどへ多数の感動の声が寄せられている。この度、そんな「This Is Me」の特別映像が到着し、ヒュー・ジャックマンが"This Is Me(これが私!)"と言えなかった過去のエピソードが明らかになった。

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ヒューが演じる主人公P.T.バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻への一途な愛を糧に夢を追いかけ、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供。エポックメーキングなショーを創造したことで知られている。

上流社会に受け入れてもらえない現実を知ったバーナム一座のエンタテイナーが、ショーの中で輝く自分たちを奮い立たせるように歌う「This Is Me」を手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』でのベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビ。「自分と違ったものを受け入れるというテーマは、本作の小さな要素でしかなかったんだよ。だけど"This Is Me"という曲が書かれた時に自然な形で大きくなっていったんだ」とヒューは明かす。

そんなヒュー自身も「私は本当にダンスが好きだが、人生のうち8年間、踊らなかった時期がある。ダンスのレッスンを受けるのがクールな少年のすることではないと思われていなかったから、ダンスを愛する気持ちに対して自分の本心を出す勇気がなかったんだ」と"これが私!"と言う勇気が無かった過去を振り返る。続けて「この世界に生きるほとんどの人にとって、本当の自分でいるということは本物の幸せを手にする唯一の道だと思う。そうでないと人は他人を満足させるために仮面をつけることになる。私はティーンエイジャーの子どもを持つ父親として、彼らに"自分がどんな人間だろうと、スーパーモデルや、フットボール選手とどれだけ違っていようとそれは関係ない。生まれたままの自分を好きになれ"と言っているんだ」と自身の体験からバーナムさながらの精神を語る。

「This Is Me」という楽曲は"外見や地位がどうであれ、ありのままの自分らしく生きようとする気持ちがあなたを輝かせる"というバーナムがショーを通して観客に投げかけたメッセージを反映させ、多様性が求められる今の時代を生きる私たちにとっても、唯一無二の応援歌となっているようで、25日(日)に行われたフィギュアスケートエキシビジョンのフィナーレで世界のメダリストたちが一堂に介し、この楽曲に合わせて華麗な演技で魅せるなど世界的に社会現象となっている。

『グレイテスト・ショーマン』は大ヒット公開中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『グレイテスト・ショーマン』
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