TV版『L.A.コンフィデンシャル』に『JUSTIFIED』のウォルトン・ゴギンズ出演

アメリカ人作家のジェームズ・エルロイによる同名の犯罪小説を原作とし、アカデミー賞で助演女優賞、脚色賞の2部門を受賞した1997年製作の映画『L.A.コンフィデンシャル』のTVシリーズ版が米CBSで製作されていることはお伝えした通り。そのTV版の主要キャストの一人が明らかになった。米Deadlineらが報じている。

今回発表されたのは、『JUSTIFIED 俺の正義』シリーズのボイド・クラウダー役や『バイス・プリンシパルズ』『コミ・カレ!!』などで知られるウォルトン・ゴギンズ。ウォルトンは、映画版ではケヴィン・スペイシー(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)が演じたジャック・ヴィンセンスというロス市警の悪徳刑事を演じる。ジャックは、テレビ局にツテがあり、爽やかな笑顔が魅力の麻薬課のスター的存在の刑事。だが実は裏で、雑誌記者と共謀して情報をリークすることによって賄賂を受け取っているという曲者だ。

同作は、1950年代の騒然としたロサンゼルスを舞台に、様々な事件を捜査するロス市警の警官たちが、捜査を進めるうちに警察内部の汚職にさらされていく人間模様を描いた物語で、主役の一人であるバド・ホワイト刑事を演じたラッセル・クロウ(『グレディエーター』)は、この映画がハリウッドデビュー作でもあった。その他に、ガイ・ピアース(『不良探偵ジャック・アイリッシュ』シリーズ)、キム・ベイシンガー(『フィフティ・シェイズ・ダーカー』)、ジェームズ・クロムウェル(『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』)、ダニー・デヴィート(『殺したい女』)、デイヴィッド・ストラザーン(『ブラックリスト』)など、そうそうたるキャストが出演していた。

今回のTVシリーズ版では、TV版『マイノリティ・レポート』の脚本家アナ・フリックと、『メンタリスト』『GOTHAM/ゴッサム』の脚本家ジョーダン・ハーパーがショーランナーと執筆を手がけ 、映画版と同じくアーノン・ミルチャンが製作総指揮を務める。(海外ドラマNAVI)

Photo:ウォルトン・ゴギンズ
(C)NYKC/FAMOUS