『レディ・プレイヤー1』全世界大ヒットの秘密は奥手男子とツンデレ女子にあり!?

映画の枠を超えた史上最高の傑作エンターテイメント大作『レディ・プレイヤー1』が4月20日(金)より全国公開となる。すでに公開されたアメリカでは過去10年のスティーヴン・スピルバーグ監督作品史上ナンバーワンのオープニング記録で初登場第1位! いま世界中で絶賛の嵐に包まれている本作のヒットの秘密は、奥手男子とツンデレ女子のアドベンチャーにあった。

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主人公ウェイドは、どこにでもいる普通の少年...というよりちょっとばかり野暮ったい。彼に関して監督は「私が80年代に製作/監督した映画の主人公はヒーローっぽくなかった。今回のウェイドもそう。彼は賢いが両親がおらず、叔母の下で積み上げられたトレーラーパークに住んでいるんだ」と語り、いわゆるヒーロー然としている主人公ではないことを話す。

一方ウェイドと共に壮大なアドベンチャーを体験する本作のヒロイン、サマンサは強大な敵を前に気後れするウェイドに「やるしかないよね!」と発破をかけるほど勝ち気な女の子。演じたオリビア・クック(『ベイツ・モーテル』)は「サマンサはオアシスの世界でIOIという巨大企業のやつらを容赦なくやっつけてしまうの。彼女はそこではとても乱暴者ね(笑)」とサマンサを分かりやすく説明する。

こんな性格が全く違うウェイドとサマンサだが、この二人の存在がこの物語には欠かせないことをスピルバーグは語る。「この物語が素晴らしいところは、アバターとしてしかお互いを知らないウェイドとサマンサが人間として出会う時にある化学変化が起こるんだ。彼らが現実の世界でも協力しあう時、ある種の興味深い目覚めがおこるんだよ」

スピルバーグの言うウェイドとサマンサの"興味深い目覚め"に関してオリビアは「ウェイドは最初、サマンサを遠くから憧れてみているの。サマンサも最初は全く彼に気付いていない。でも最初の謎を巡るレースバトルでウェイドが本気を出し始めた時、二人の波乱に満ちた恋が始まるのよ」と語り、二人の物語に恋が芽生えることを明かした。

物語のカギを握るウェイドとサマンサを演じたタイ・シェリダン(『X-MEN:アポカリプス 』)とオリビアの起用は、完璧なキャスティングだったようで、プロデューサーのクリスティ・マコスコ・クリーガーは「ほぼ100パーセント近くタイがウェイド役を射止めると分かっていたけど、オリビアと一緒に台本を読んでもらった時、二人が一緒に演じ始めた瞬間に完璧なウェイドとサマンサだとわかったわ」と当時を振り返る。ウェイドを演じることが決まったタイもオリビアとの共演は特別だったようで「彼女は素晴らしいんだ。一緒に仕事をしている時、彼女は本当に多くのことを僕に教えてくれた。演技に対して絶対にあきらめない。意欲があって、この何年かで絶対成功する女優になるだろうね」と語り、オリビアを絶賛している。

映画の枠を超えた超ド級エンターテイメント大作は一体どんな新たな体験を我々に与えてくれるのか? 2018年のゴールデンウィーク、劇場が想像を超えるテーマパークになる! 『レディ・プレイヤー1』は4月20日(金)より全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『レディ・プレイヤー1』
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