ついに今年も始まったゴールデンウィーク。日頃の疲れを癒すために旅行に出かけたり、家族サービスでテーマパークに向かうなど、その楽しみ方はそれぞれだと思うが、遠出は控え、家でゆっくり過ごしたいと考えている人に、GWという短い期間でイッキ見可能な作品を中心としたおススメの海外ドラマを厳選して紹介! この連休に今まで観たかった作品にどっぷりハマってみるのはいかがだろうか?
■海外ドラマの王者『プリズン・ブレイク』
無実の罪で死刑宣告を受けた兄リンカーン(ドミニク・パーセル)を救い出すため、IQ200の天才建築技師で弟のマイケル(ウェントワース・ミラー)は、単身、兄が収監されている刑務所に入所し、一世一代の脱獄計画を遂行する。
海外ドラマと言えば、やはり続きが気になって仕方がないクリフハンガー(ストーリーが次に続くエンディング)であろう。次から次へと観ていきたくなる中毒性のある作品ナンバーワンは『プリズン・ブレイク』で間違いない! 少し古めの作品ではあるが、昨年、8年ぶりの新シーズンとなるシーズン5がリリースされたということもあり、もう一度、復習がてら最初から鑑賞してみるのも楽しいだろう。1秒たりとも目が離せない手に汗握るスリリングな展開に夢中になって寝るのを忘れてしまうのだけは気を付けて。
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■空前のメガヒット海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』
ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説『氷と炎の歌』を原作とし、中世ヨーロッパを想起させる架空の七王国による熾烈な覇権争いを壮大なスケールで描く、ファンタジー・ドラマ。
全世界で空前のメガヒットを記録し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を初めとした多くの賞を受賞している2010年代最強の海外ドラマ。1エピソードあたり約1000万ドルもの巨費を投じて製作されていると言われており、やはりそのダイナミックな世界観とリアリティ溢れる驚異のVFXが目を惹く次第である。
1シーズン約10エピソード、現在までに全7シーズンがリリースされており、GWに数日掛けて一気見するにはもってこいのシリーズだ!
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■HBOが贈る近未来SFサスペンス『ウエストワールド』
1973製作のマイケル・クライトンによるSF古典「ウエストワールド」を原案に、『LOST』や『エイリアス』のJ・J・エイブラムスらが新たな解釈を加え、リメイク。近未来、体験型テーマパーク”ウエストワールド”を舞台に、高度な人工知能を備えたアンドロイドたちが自我を得ていく姿を描く。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の放送中断期である現在、その後継的作品の筆頭と言えるのが本作。こちらも多額の製作費を投じ製作されているため、他の追随を許さないほどに驚異の映像が繰り広げられると同時に、謎が謎を呼ぶミステリアスなストーリー展開も魅力的である。クライマックスに差し掛かった瞬間の天地をも覆すほどの大ドンデン返しには、きっと度肝を抜かれることだろう。まもなく日本上陸予定のシーズン2の前に復習しておくこともオススメしたい。
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■アメコミ・ドラマの一つの答え『Marvel デアデビル』
同名アメコミ作品をNetflixがドラマ化した本作は、盲目の弁護士マット・マードックが”ヘルズ・キッチンの悪魔”デアデビルとなって、街の平和を守る姿を描く。
映画界ではアメコミ作品が大フィーバーとなっている今日この頃であるが、海外ドラマの方を見ても、アメコミ作品が猛威を振るっている。特に注目なのがこの『デアデビル』で、アメコミ・ドラマの一つの答えとさえ言われているのだ。それはリアリティを追求したシリアス傾向なストーリーもさることながら、劇中で繰り広げられる大胆なアクションシーンの数々から言われているもので、初見の際は度肝を抜かれること請け合いのシリーズである。
映画『アベンジャーズ』シリーズとも世界観を共有し、さらにNetflixで配信中の他のマーベル作品ともストーリーが繋がるなど、海外ドラマでありながら超大作映画を観ているような気分にさせてくれる。
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■衝撃のサイバー・テクノ・サスペンス『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』
凄腕ハッカーのエリオットは、妄想癖に悩まされながらも、そのハッキング技術を世のため人のために役立てようとしていたが、彼の前に謎の男”MR.ROBOT”が現れたことで、生活が大きく変わっていく。
現実と虚構が絶妙なバランスで織り混ざった本作の魅力は、そのリアリティにあり! SNSなどで容易に他人とつながることができる現代社会への警鐘を巧みに描き、視聴者に考え込ませる。そのため、間隔を空けすぎると話の内容が頭から抜け落ちてしまい、どうにも話についていけなくなってしまうということも考えて、イッキ見することをオススメしたい。
主人公エリオットを演じ、エミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの表情にも注目してもらいたいものだ。難しい話ではあるが、理解した時の爽快感は他のドラマとは比べ物にならないところがある。
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■社会現象を巻き起こした問題作『13の理由』
女子高生ハンナ・ベイカーが自ら命を絶って2週間。友人だったクレイの元にあるカセットテープが届く。そこには彼女が自殺するに至った13の理由が録音されているのだった。
2017年、最も話題となった海外ドラマの一つである本作は、内容的にはかなり衝撃的で目を背けたくなるようなものであるが、一度見始めたら最後、テンポ良く進んでいくストーリーの虜になってしまい夜も眠れなくなってしまう中毒性のあるシリーズだ。
シーズン1全13話と比較的短めのため、もしかしたら1日で観終わってしまうかもしれないが、ただ一つ、鑑賞の際は自身の体調管理だけは怠らないでほしい。
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■2018年最も注目の海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
マーガレット・アトウッドによる傑作ディストピア小説を映像化した本作は、近未来、女性が子どもを産むための道具として扱われている架空の世界を舞台に、主人公オブフレッドが力強く生き抜いていく姿を描く。
エミー賞&ゴールデン・グローブ賞のW受賞も果たし、2018年最も注目されている海外ドラマ。世界中で大ベストセラーとなった傑作小説を映像化するということで配信前は期待と不安が交錯した状態であったが、そんな心配を吹き飛ばすほどの大傑作であった。小説を読み進めるように、短期間で一気に視聴したい作品である。
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現在もシリーズが進行中で、クリフハンガー系の海外ドラマを中心にまとめてみたのだが、どれもこれも傑作揃いで、どの作品を選んでも夢中になってしまうことだろう。今年のGWはソファでゆったりと一人気ままに海外ドラマ鑑賞なんていう、贅沢な日々を過ごしてみるなんていかがだろうか。
(文・Zash)