【ネタばれ】ファイナル・シーズンを迎えた『GRIMM』よりキャストのコメント到着!<イヴ&アダリンド、クリエイター編>

スーパー!ドラマTVにて5月9日(水)より独占日本初放送となる全米大ヒットのダーク・サスペンスドラマ『GRIMM/グリム』のファイナル・シーズンより、キャストたちのコメントが届いたので4回に分けてお届けしよう。第4回に登場するのは、エリザベス・トゥロック(イヴ/ジュリエット役)と、クレア・コフィー(アダリンド・シェイド役)、そしてクリエイターのジム・カウフ&デヴィッド・グリーンウォルト

(以下は、同作のネタばれを含みますのでご注意ください)

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■エリザベス・トゥロック(イヴ/ジュリエット役)

複数のキャラクターを演じてきたことについて「役者としてはすごくラッキーよね」と満足そうな様子を見せたエリザベス。その理由として、「イヴはとてもクールな役で、衣装を見るのも面白いわ」と語るように役柄の魅力も一因ながら、別の恩恵も物を言っていたようだ。「シーズン5ではたくさんのウィッグをかぶったけど、純粋に楽しめただけじゃなく髪もセットせずに済んだの。(ロザリー役の)ブリー(・ターナー)や(アダリンド役の)クレア(・コフィー)にも話したんだけど、このドラマで初めて髪を一切整えずに撮影に臨んだのよ。だってウィッグをかぶればいいだけだもの」

とはいえ、やはり複数の役を演じるのは大変だったようで、イヴ役について「ジュリエットより演じにくい役ね。私自身は感情が表に出やすいし、手を動かしながら話すし、体の動きも多いし、声は大きいし...それに対してイヴは冷静だから難しい」と、自身と役柄のギャップの大きさに苦労したことを明かしている。

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また、エリザベスといえばニック役のデヴィッド・ジュントーリと本作での共演を機に交際し、2017年に結婚したことは皆さんもご存知の通り。そんなパートナーについて称賛している。「デヴィッドは素晴らしいわ。本当にすごいと思う。さっきみんなでゲキを飛ばしたんだけど、今日は彼が監督するエピソードの撮影8日目で最終日なの。彼はこのチャンスをとても重要なものだと考えているみたい。彼が準備する姿を2年間見てきたけど、誰よりも懸命に取り組んでいたわ。キャストとして出番が多い中でも、自分の撮影がない時はセットで監督業を学んでいたし、監督との打ち合わせや読書にも時間を割いていて、とにかく真剣だった。スタッフの評判はもちろんだけど、人生のパートナーであり役者仲間でもある私の目から見ても、あらゆる準備に余念がなかったわ」と褒め称え、そんな姿を見られることを「幸せ」と表現している。

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■クレア・コフィー(アダリンド・シェイド役)

そんなエリザベス演じるジュリエット/イヴと複雑な関係にあるのがアダリンド役のクレア。「今のところアダリンドのキャラクターは4つかしら...演じててすごく楽しかったわ。悪の手先みたいなゲスト出演から始まって、2度ほど母親になって、今やニックに恋愛感情を抱いてる。しかもジュリエット/イヴと三角関係よ。まさに波瀾万丈って感じよね」と自身の役を振り返っている。

アダリンドとニックのように、クレア自身もデヴィッドに対して厚い信頼を寄せているようだ。「デヴィッドは素晴らしい監督よ。とてもよく支えてくれるし、アドバイスは的確だし、みんなを盛り上げてくれるの。また別のエピソードでも監督してほしいわ。彼が監督したエピソードではペースメーカーのような役割を演じてるんだけど、すごく気に入ってるわ。日常の出来事をおとぎ話になぞらえて描いてる感じよ」と、具体例も挙げて彼の監督としての手腕を評価。

また、ファンタジードラマの良さとして「ルールを次々と書き換えることができる点ね。だからいつまでも新鮮さを保てるわ」と分析している。

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■ジム・カウフ&デヴィッド・グリーンウォルト(クリエイター)

これまでキャストたちが口を揃えて現場の結託の良さを語ってきたが、クリエイターたちもそれに同調する。「経験の少ない若手キャストを得られたことは幸運だった。あまりテレビドラマに出ていない俳優ばかりを起用したんだが、みんな本当によく打ち解けてくれてね。それは才能と言えるし、誰もが人間的にしっかりしているんだ。珍しいことだよ。それにスタッフも非常に献身的で、現場の雰囲気がとてもいい。巨大なマシンといった感じさ。スタッフも脚本を読んでいるんだ。これはすごいことだよ」

カウフとグリーンウォルトは、役者の才能を見抜く手腕のほか、臨機応変な対応能力にも長けている。「クレア・コフィー演じるアダリンドというキャラクターなんかは、当初パイロット版で通りすがりにヴェッセンに姿を変えるだけの役柄だった。ニックが初めて異世界を目の当たりにする瞬間だ。だが彼女をパイロット終盤にまた登場させたら面白いんじゃないかと思って以来、彼女を気に入って、王家と関わらせたり、ヘクセンビーストということで人道的に許される範囲で幾多の苦難を次々と経験させたんだが、それは今シーズンも変わらないだろうね」と、脇役だったはずが重要キャラクターへとみるみる成長したアダリンドを例に挙げつつ、楽しみながら作品を作ってきたことを説明している。

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また、そうしたキャラクターの変化は自然に行うことが大事だと説く。「我々は常にキャラクターを前進させているが、ある意味ではキャラクター自身が望む方向に進ませているんだ。こちらはただ付き従って、物語の自然な成り行きを見守っているようなものさ」

来たるファイナル・シーズンでは、これまでとは違う要素も描かれるとのこと。「シーズン6では非常に大きな謎がいくつか明らかになる。これまでも歴史上の出来事だったりヒトラー絡みのことだったり、王家や第一次・第二次世界大戦との関わりなどを描いてきたけど、今度は今までドラマの中で触れていなかった部分に踏み込むつもりだ」と、気になる発言をしている。

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■『GRIMM/グリム』ファイナル・シーズン 放送情報
スーパー!ドラマTVにて5月9日(水)22:00より独占日本初放送
[二]毎週水曜 22:00~ ほか
[字]毎週水曜 24:00~ ほか
番組公式サイトはこちら

Photo:『GRIMM/グリム』ファイナル・シーズン
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