トータルIQ700の天才オタク集団が、最新テクノロジーを駆使して難事件に挑む痛快サイバー・クライムドラマ『SCORPION／スコーピオン』シーズン3

IQ197の天才ウォルター、天才行動心理学者のトビー、機械工学の天才ハッピー、天才数学者のシルヴェスターで成るトータルIQ700を誇る4人組に、アメリカ合衆国国土安全保障省捜査官ケイブ・ガロと、一般人でシングルマザーのペイジとその息子で天才少年のラルフによるチーム"スコーピオン"。それぞれの得意分野を生かし、世界を危機から救うため、一癖あるチームが一丸となって事件に立ち向かう姿が面白くもカッコイイド派手なアクションクライムドラマだ。

少しずつチームがまとまってきたように見えた『SCORPION／スコーピオン』シーズン2では、ウォルターの姉メーガンとの関係をきっかけに、シルヴェスターとウォルターが対立するという出来事もあった。ウォルターはペイジへの気持ちにやっと気がつくが二人の関係はなかなか前に進まない。そしてこちらは上手く行くかと思いきや、トビーがハッピーに愛の告白をしたにもかかわらず、ハッピーが既婚者だと判明するという衝撃の展開で終了。

益々困難を極める事件解決ミッション以外でも、人間関係で大きな節目を迎えるのがこのシーズン3。ハッピーの夫とは一体何者なのか？　ティムと交際を始めたペイジに、ウォルターの心は届くのか？ チームにのし掛かる大事件はますます複雑化し、舞台はアメリカを超え世界どころか宇宙にまで及ぶ壮大なスケールで迎える今シーズンは3年目を迎え最高潮に盛り上がる！　それでは、そんなシーズン3の核となるポイントをご紹介しよう。

■アマゾンの秘境にヨーロッパ、宇宙にまで飛びピンチを乗り越える！

過去2シーズンも様々な場所で危機を回避してきたスコーピオン。チームの活躍ぶりが有名になり依頼がどんどん増え、事件の舞台は地球上にとどまらず、宇宙にまで広がる。チームメンバーたちと共に、テロや事件解決のためここまで舞台が広がる驚愕設定のクライムドラマは他にないだろう。

地球上では、ウォルターの出身国であるアイルランドから、ブルガリア、南米のジャングル奥地にと世界を飛び回るチーム。太平洋ではサメに襲われ、宇宙では酸欠になり、核ミサイルが発射され、得体の知れない病原菌に晒されるなど、毎回スコーピオンを襲ってくる絶体絶命シーンの連続から一瞬たりとも目が離せない。

一刻一秒を争う時にもやっぱりコミカルな言動しかできない天才4人組に笑わされ、ドキドキさせられ、でも最後はやっぱりビシッと解決するかっこいい姿は最高に爽快だ。

■ハッピーの真相判明＆新カップル誕生か？人間関係も大事件並みの大荒れ模様！

ハッピーが既婚者だということが明らかになった衝撃のシーズン2。夫のことを語らない口の堅いハッピーを尻目に、なんとか事実を知ろうとするトビーが滑稽でもあり可愛らしくもある。ハッピーの結婚相手が判明し、驚愕の事実にチーム全員が驚くが、その結婚もこれまた普通じゃない理由があり...。

また、"普通の男性"らしくデートもできるティムとひっついてしまったペイジを諦めきれないせいで、ウォルターは仕事に支障をきたすようになる。今一歩進展がなかった二人だが、このシーズンで激しくぶつかったり和解したりしつつ、最後にやっと明るい兆しが見える出来事が起こる。

さらに今回要チェックなのは、恋愛には縁のない堅物捜査官ケイブにも、恋が芽生えるところだ。ウォルターにはペイジとのことで父親のようにアドバイスをするも、片や自分の恋愛模様にはさっぱりで、ケイブが見せる女性に対する純粋な一面は、意外や意外！　過去のケイブからは想像できない愛らしさで、ケイブファンが増えそうな予感。

さらに、ペイジの母ヴェロニカも登場。シーズン2ではウォルターとメーガンの家族関係が描かれたが、今シーズンは疎遠だった母とペイジの関係も明るみになる。

またスコーピオン全員がヴェロニカと共に、ある"事件"に関わっていく展開も見どころだ。ラルフにも友達や女の子との関係が深くなるエピソードも多く、チームが本当の家族のようにお互いを想ったり、仲違いしたり、心配したりする様に私たちも一緒になって一喜一憂する。そんなこのシーズンの複雑な人間関係には大注目だ。

■新キャラ登場！『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のあの人と『24 TWENTY FOUR』のあの捜査官役で有名な美女がゲスト出演

見どころのゲスト一人目は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで、マイケル・J・フォックス演じるマーティの母役で一躍有名になったリー・トンプソンだ。ペイジの母でなんと詐欺師として服役していたヴェロニカ役で登場。第9話の感謝祭エピソードから数話にかけて登場するが、娘のペイジとの衝突や孫のラルフとの関係が少しずつ語られる。親として何一つしてやれなかったのに、シングルマザーで頑張っていたペイジを思い、母として最後にスコーピオンに伝えるある感謝のセリフに感動しない人はいないだろう。

そして、気になるケイブの恋のお相手アリー役に『24 TWENTY FOUR』のミシェル・デスラー役でおなじみのレイコ・エイルスワースがゲスト出演。アリーに魅かれるケイブは、意を決して告白するが、その後シルヴェスターとの友情とアリーへの愛情に阻まれることになる。はたして一人の男性として、ケイブは幸せを掴めるのか？

実はこのアリーを演じるレイコは、日系クォーターのアメリカ人。小柄で華奢な彼女だが、知的な雰囲気のキャリアウーマンを演じさせたらピカイチの女優だ。それもそのはず、ワシントン大学では演劇にキャリアを転換するまで、脳神経学を専攻していたという才女を地で行くような人物だからだ。まさに本作にぴったりの女優だろう。

■シーズン2からレギュラーになりメキメキ成長するラルフの活躍とチームメンバーとの関わりに注目

シーズン1では、ちょっとタレ目が愛らしい小さな子どもだったペイジの息子ラルフ。演じる子役俳優ライリー・B・スミス自身も、本作スタート時は11歳だったが、シーズン3では13歳となり、いわゆる思春期を迎える時期だ。最初の頃と見比べると、背もグンと大きくなり髪型も変わってすっかりお兄ちゃんの顔つきだ。ライリーもシーズン2からレギュラーに昇格し、ラルフの活躍の場も増えてきた。このシーズン3では、自閉症である友達の危機を救うために、チームの一員としてその能力を発揮するような"一人前のメンバー"的エピソードもある。

だが、13歳のラルフにハッとさせられるのはむしろ、微妙な歪みができているペイジとウォルターに、大人顔負けのアドバイスをしたり、反対に子どもらしい気持ちを露呈したりするシーンだ。祖母は出てくるわ、母親はティムと交際するわで、天才児といえども大きな環境の変化に対応せざるをえない状況に置かれる。だが、ウォルターだけでなく、シルヴェスターやトビー、ケイブなど全員がラルフの父親となり、兄となり、そして信頼できるチームの友という立場で、思春期のラルフの成長を支えていく。

家族となったスコーピオンのメンバーとして、天才的な能力をフル活用するのはもちろんのこと、チームを和ませる"子ども"から、感情面でも一回り大きくなる"大人の数歩手前"の男子に成長するラルフからも目が離せない。

ますます豪華な設定で、大迫力のアクションシーンが押し迫る痛快アクションクライムドラマ『SCORPION／スコーピオン』シーズン3、DVD-BOXは、5月9日（水）にリリース。

発売・販売元：NBC ユニバーサル・エンターテイメント

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（文：Erina Austen）