『クィア・アイ』ファッション担当、イスラム教徒のタンが感動の自伝を出版予定

センス抜群のゲイ5人組が依頼人のヘアスタイルから、ファッションやインテリア、思考に至るまで、様々な分野についてアドバイス、人生を華やかにしてくれる感動のドキュメンタリー番組『クィア・アイ』。シーズン2への更新も決定している本作で、ファションを担当しているタン・フランスが自伝を出版することがわかった。米Bustleが伝えた。

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タンは、2011年に英国ロンドンで女性向けのファッションブランド「Kingdom & State」を立ち上げ、キャリアの大半を裏方として働いてきた。そして、Netflix『クィア・アイ』で本格的に表舞台に立つようになり、西洋のテレビでゲイであることをカミングアウトした最初のイスラム教徒でもある。

出版社によれば、タンの自伝本には、「彼のトレードマークとも言えるユーモア、卓越したファッションセンス、深い思いやりの心、そして今まで明かされることのなかった新事実も盛り込まれている」という。

イングランド北部の白人ばかりが住む小さな町で、パキスタン系イギリス人として伝統的なイスラム教の家庭で育った幼少時代や、昨年ようやく家族に、自分がゲイであり、10年以上前にパートナーと結婚して幸せに暮らしていることなどを告白した時のことについても綴られているとのこと。ファッションだけでなく、様々なアドバイスを得られる内容になっているそうだ。

タンは「この本が皆さんに、喜びや受け入れる心、知らないものに対する理解力を与えられるようにと願っているよ。僕たち一人ひとり自分の人生を生きて、お互いをより良く知ることで、もっと健全で幸せな世の中になるだろう」とコメントしている。自伝はアメリカの大手出版社セント・マーティンズ・プレスから2019年春に出版予定。。

Fab 5の中で本を出版することになったのはタンだけではない。この発表の2週間前に、ワイン&料理担当のアントニ・ポロウスキが番組で紹介した看板メニューを盛り込んだ料理本を発売することを発表しており、Fab 5の面々が番組の外でも活躍する姿が最近目覚ましい。彼らが活躍する『クィア・アイ』はNetflixにてシーズン1が配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』