『コード・ブラック 生と死の間で』佐藤拓也が語る世界一過酷なERとは?本編映像も到着

数々の賞を獲得した同名のドキュメンタリー映画を制作したスタッフによる、全米で最も多忙なER(救急救命室)を舞台にしたドラマ『コード・ブラック 生と死の間で』。本格派医療ドラマとして見ごたえたっぷりの本作シーズン1のDVDがリリース中だが、この世界一過酷なERに配属された4人の新人研修医の一人、マリオ・サヴェッティ役の日本語版ボイスキャストを務めた佐藤拓也からコメントが到着。本作とマリオという役柄の魅力や、吹替えで苦労したことなどを熱く語った。

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佐藤は、医師たちが命と向き合う姿をリアルに描く本作について、スピード感と緊張感に満ちたER現場の臨場感はもちろん、登場人物一人ひとりが抱える様々な想いが見どころだと言う。「毎回様々な患者さんがエンジェルス記念病院(本作の舞台となる病院)に運ばれてくるのですが、それぞれにドラマがあるんです。救われた命、救えなかった命。その人たちの人生の一端に触れるような気持ちになります」と話す。その緊張感を表現するために、「俺がここでセリフを噛んだら患者が助からない!」という気持ちで、役作りに臨んだという。マリオの吹替えをする際に工夫した点を聞くと、「実はマリオ役のベンジャミン・ホリングスワースさんは同い年なんですよ! 彼の声色に寄せるよりも、どうやったらセリフの日本語が彼の表情にマッチするかを考えています」と明かした。

佐藤が演じるマリオは、貧しい家の生まれでかなりの努力をして医者になったという背景を持つ研修医。彼は、そんなマリオの性格を「周りに対抗心を剥き出し、空気も読みませんが、これが彼の処世術なのだなと思うと、そうまでしてでも自分の環境を変えるのだという叩き上げられてきた心の強さを感じます」と語る。"もし後輩がマリオのような新人だったら?"という質問には、「僕は好きですね。彼みたいなタイプ。大きいことを言った手前自分でやって見せなきゃいけないわけです。そうすると自ずと結果を出そうと奮闘する。もちろんその分失敗をする場面も多いと思いますが、そこで腐らないようにフォローしたいですね。失敗から学んだ事は、成功体験よりも心に残りますから」と話し、「何度見ても楽しめる『コード・ブラック』をこれからもよろしくお願いします!」とファンにメッセージを送った。

命の重さ、大切さをとことんリスペクトする医師たちの真摯な姿が大きな話題を呼んでいる『コード・ブラック 生と死の間で』シーズン1のDVDは現在リリース中。公式サイトでは期間限定で第1話を無料配信している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『コード・ブラック 生と死の間で』&佐藤拓也
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