米SyfyのSFドラマ『エクスパンス -巨獣めざめる-』がシーズン3をもって打ち切りになった後、米Amazonに救済されシーズン4が製作されるのではないかと報じられていたが、正式にAmazonへ移ることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
ロサンゼルスで開催された国際宇宙開発会議にて、AmazonのCEOで民間宇宙開発企業「ブルーオリジン」経営者でもあるジェフ・ベゾスが、『エクスパンス』に助けの手を差し伸べシーズン4を製作すると発表。
ジェイムズ・S・A・コーリイのベストセラーSF小説「巨獣めざめる」をドラマ化したシリーズの舞台は、小惑星帯に人類が進出した200年後の未来。現時点で、米国では原作小説シリーズが第8巻まで刊行されている。
本シリーズの製作会社Alcon Entertainment社の共同創設者でCEOのアンドリュー・コソーヴとブロデリック・ジョンソンは、「『エクスパンス』がAmazonで続行されることになり、これ以上なく嬉しく思っています。我々を信じてくれたジェフをはじめとするAmazonのチームに、心から感謝したい」とコメントしている。
このタイミングで他局や配信サービスに救われたのは『エクスパンス』だけではない。米FOXによりシーズン5でキャンセルが決まった、ニューヨークのブルックリン警察署を舞台にしたコメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』は、米NBCでシーズン6が製作されることに。また、シーズン6で打ち切られた米ABCの、女性ばかりの家庭で奮闘する父親をコミカルに描く『Last Man Standing(原題)』は、FOXによりピックアップされている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『エクスパンス -巨獣めざめる-』
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