米Apple、詩人エミリー・ディキンソンの世界をコミカルに描く新作ドラマ製作!

オリジナルドラマシリーズの製作に積極的に乗り出している米Appleが、19世紀の米詩人エミリー・ディキンソンの世界を描く新作ドラマ『Dickinson(原題)』を製作することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

1話30分枠となる本作は、パイロット版なしでのシリーズ製作が決定し、主人公を演じるのは、映画『ピッチ・パーフェクト2』『はじまりのうた』などに出演しているヘイリー・スタインフェルド。社会的抑制や女性差別、家族との関係といったディキンソンの世界が、その時代と相いれなかった彼女の空想的な視点でコミカルに綴られる作品になるという。

不倫ミステリードラマ『アフェア 情事の行方』でペンを執ったアレナ・スミスが脚本を手掛け、デヴィッド・ゴードン・グリーン(『レッド・オークス』)、マイケル・シュガー(『13の理由』)らと共に製作総指揮も担う。グリーンは同時に監督も務めることになっている。

ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による2010年公開作『トゥルー・グリット』のマティ役で、弱冠14歳にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ世間の注目を集めたヘイリーが、TVドラマシリーズにレギュラー出演するのは初めてのこと。

Appleのオリジナルプロジェクトは詳細が明らかになっていないものが多いが、リース・ウィザースプーン(『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』)&ジェニファー・アニストン(『フレンズ』)製作・出演の新作ドラマ、スティーヴン・スピルバーグのオムニバスドラマ『世にも不思議なアメージング・ストーリー』のリブート版、デイミアン・チャゼル(映画『ラ・ラ・ランド』)が出掛けるドラマシリーズ、ロナルド・D・ムーア(『アウトランダー』)が手掛ける宇宙開発競争が終わらなかった世界を描く1時間枠の作品、フランシス・ローレンス監督(『ハンガー・ゲーム』)&スティーヴン・ナイト(『ピーキー・ブラインダーズ』)の『See(原題)』、などが進行中だ。今後もAppleの動向に注目していきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ヘイリー・スタインフェルド
(C)NYKC/FAMOUS