現在のハリウッドに対する回答!?『LEFTOVERS』コンビがHBOで性と権力をテーマにしたアンソロジーを製作

米HBOでカルト的な人気を博したSFドラマ『LEFTOVERS/残された世界』。本作の脚本を手がけたカーリー・レイとライラ・バイアックが、同局で新たなアンソロジーシリーズを手掛けることがわかった。米Deadlineが報じた。

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レイとバイアックが脚本&製作総指揮を務めるのは、今話題の米女性作家クリステン・ルーペニアンの短編小説集「You Know You Want This(原題)」をベースにしたアンソロジーシリーズ。性、セックス、権力の間にある関係性をダークに、おかしく描いていく。原作となる短編集は来年1月に出版される予定だ。

ルーペニアンのデビュー作で、米New Yorker誌に掲載された「Cat Person(原題)」は、"性的な同意"と"ジェンダーの力関係"について描かれている。昨年、アメリカはハリウッドの重鎮たちのセクハラ問題が相次いで発覚したため、この作品のテーマは広く注目を集め、瞬く間に話題となり、2017年のNew Yorker誌で2番目に多く読まれた記事になった。

バイアックとレイは、『LEFTOVERS』で仕事をしたHBOにこの本を持ち込み、女性の作家、監督、役者たちとともにドラマ化したいと企画を立ち上げたという。

レイはこれまで日本でも人気の高い『MAD MEN マッドメン』や『コンスタンティン』の脚本を担当しており、今年はHBOの話題作『ウエストワールド』の脚本とプロデューサーも務めた。一方バイアックは、かつてNew Yorker誌で5年間編集者を務めていたという経歴を持っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『『LEFTOVERS/ファイナル』
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