打ち切り決定の『タイムレス』、ファイナルを映画化で締めくくれるか⁉ 業界からも続々と応援のコメントが!

科学者、軍人、歴史学教授から成るチームがタイムマシンで時間をさかのぼり、第二次世界大戦やエイブラハム・リンカーン元大統領の暗殺など、アメリカの歴史を変える謎の犯罪者の企てを阻止しようとする米NBCのSFドラマ『タイムレス』。米国で5月13日に最終話の放送を終えたシーズン2をもって打ち切られることが先週明らかとなったが、そのシリーズファイナルを映画化する話があるという。そしてファンのみならず業界からも映画化を期待するコメントがSNSに投稿されている。米Varietyなど複数のメディアが伝えた。

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NBCが本作のキャンセルを発表したのは今回が2度目。昨年、NBCは姉妹スタジオのユニバーサル・テレビジョンに50%の株式を引き渡すことを合意した後、わずか数日前にキャンセルを決めた本作の続投を発表。

そして今回、NBCと本作を製作するソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの間では、シリーズファイナルを飾る2時間枠の映画化について話し合いがされているという。ショーランナー・製作総指揮のエリック・クリプキや主演のアビゲイル・スペンサー(『SUITS/スーツ』)がツイッターで、映画化実現のための応援をファンに要請。その呼びかけに対して一般の視聴者だけでなく、『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミル、『ゴーストバスターズ』のレスリー・ジョーンズ、『スター・トレック』シリーズのウィリアム・シャトナー、歌手のケリー・クラークソンなど業界からも作品継続を支持する声が多く届いている。

ケリーは自身のTwitterに「『タイムレス』の最終話を観ているところよ。こんなにクールな番組が更新されないかもしれないだなんて信じられない! NBCさん、お願い!!」と投稿。レスリーは「なんて素晴らしい番組なんだ! この番組を観ることで、歴史に関して話したり、調べたり、議論するきっかけになる。NBCよ、こういう進歩的な番組が僕たちには必要なんだよ」とコメント。

本作は、タイムマシンを使って歴史的な事件の数々を変えようとする謎の男と、それを阻止するために集められた歴史学者と軍人、タイムマシン開発に関わったプログラマーが、チームで繰り広げる攻防戦を描く作品。歴史学者ルーシー役のアビゲイル、特殊部隊の曹長ワイアット役のマット・ランター(『新ビバリーヒルズ青春白書』)、プログラマーのルーファス役のマルコム・バレット(『バッドガイズ!!』)、謎の男ガルシア役のゴラン・ヴィシュニック(『ER 緊急救命室』)らが出演した。

『タイムレス』は日本では、海外ドラマ専門チャンネルAXNにて7月4日(水)22:00よりシーズン1の再放送がスタートする。(海外ドラマNAVI)

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