作家ダイアナ・ガバルドンによるベストセラー小説が原作の、時空を超えるファンタジー・ロマンス『アウトランダー』。シーズン4は、当初言われていた驚愕のクリフハンガーから変更される可能性があるようだと、英Digital Spyが報じている。
原作「妖精の丘にふたたび(原題:Drums of Autumn)」に沿って進んでいく予定といわれていたシーズン4は、撮影が最終段階にきているという。
最初の脚本に目を通したダイアナは、「シーズン4最終話の脚本を読んだとき"壮絶なクリフハンガーで、これはファンが叫ぶわ、素晴らしい出来ね"と言ったの。でも、そのあと書き直された脚本がきて、スタッフが"やっぱりクリフハンガーにはしない。また変更するかもしれないけどね"と言ったの」と語っている。同作は、シーズン6までの更新がすでに決定しているが、これにより今後も原作と異なった方向で進んでいく可能性が出てきた。
脚本家のマシュー・B・ロバーツは以前、「原作というのは、両親のようなもので、そのテレビ版は子どものようなものだと思っている。同じDNAを持っているが、親と子は必ずしも全く同じ人間ではなく、それぞれが個性を持つ個人として存在する別物だ。だから、テレビ版で大事なことは、原作と全く同じにするのではなく、毎シーズンテレビドラマとして最高のものにできるかどうかということなんだ」と話している。
同シリーズは、8篇ある原作を1シーズンに1篇ずつ取り上げており、シーズン5と6は、「燃ゆる十字架のもとに(原題:The Fiery Cross)」と「炎の山稜を越えて(原題:A Breath of Snow and Ashes)」に基づき、ストーリーが展開されると伝えられている。
原作とは異なるかもしれないエンディングを迎えるシーズン4は、米国で今年11月に放送予定。また、日本では現在HuluとNetflixにてシーズン1~3が配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アウトランダー』シーズン3
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