『ブレードランナー』や『エイリアン』などの大ヒット映画を手掛けた、リドリー・スコットが製作総指揮を務めるAmazonオリジナルドラマシリーズ『高い城の男』。フィリップ・K・ディックの同名小説を映像化した本作が、シーズン4へ更新されることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
『高い城の男』は、第二次世界大戦でナチス・ドイツと日本が勝利した逆転世界が舞台となる歴史改変SFシリーズ。終戦から20年後、日本が支配する西海岸側の日本太平洋合衆国と、ドイツに支配される東部の大ナチス帝国を舞台に、両国に抗するレジスタンス運動の拡大や、"高い城の男"と呼ばれる謎の人物が収集する謎のフィルム"イナゴ身重く横たわる"を巡る争いが描かれる。
"イナゴ身重く横たわる"の謎を追う主人公ジュリアナを演じるのは、『タイタンの戦い』『ディファイアンス』などに出演しているアレクサ・ダヴァロス。大ナチス帝国の親衛隊大将ジョン・スミス役にルーファス・シーウェル(『女王ヴィクトリア 愛に生きる』)、彼の部下ジョー・ブレイク役にルーク・クラインタンク(『プリティ・リトル・ライアーズ』)、ジュリアナの恋人フランク役でルパート・エヴァンス(『ジェームズ・ボンドを夢見た男』)が出演している。
シーズン2の撮影途中にそれまでショーランナーを務めていたフランク・スポトニッツが、Amazonと意見が衝突したことを理由にシリーズを降板。シーズン3より彼の任を引き継いだのは、『BOSCH/ボッシュ』や『アフェア 情事の行方』などでクリエイターを務めたエリック・オーヴァーマイヤー。
製作総指揮には、スコットの他にクリスティアン・バウテ(『ファンタスティック・ピーターパン』)、イサ・ディック・ハケット(『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』)らが名を連ねている。
Amazon Prime Videoでは、『高い城の男』シーズン1&2が配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:アレクサ・ダヴァロス
(C)PAULINE FRENCH/FAMOUS