『ウォーキング・デッド』ローレン・コーハンが降板の理由を語る

大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』のマギー役で知られるローレン・コーハンが、米国で10月よりスタートするシーズン9前半の6話を持って降板することはお伝えしたとおり。そのローレンが、今回の降板を決意した理由について米AP通信のインタビューで語った。

シーズン2で登場してから約8年もの間、同作に出演してきたローレンは、心中を次のように述べた。「8年という年月は、一つのドラマに出演し続けるにはとても長いわ。あまりにも居心地が良すぎて慣れてしまって、引っ越しを考えたくらいよ」と打ち明けた。仕事でも私生活でもローレンは"心地よさ"ではなく"チャレンジ精神"を求めて行動することを大事にしている。「だからそろそろ自分のために変化が必要だと考えたの。でもプロデューサーたちも、私がいつでも戻ってこられるような設定にしてくれているのよ。マギー役にお別れをするのは寂しいけれどね」と、その胸の内を明かした。

「俳優として仕事を始めた頃は、私自身はこういうドラマではなくて、もっと軽い感じのコメディなどをやるタイプだと思っていたの」と話すローレン。しかし、本人の予想をいい意味で裏切る事となった本作に対し、「マギーというキャラクターをもっと掘り下げていく機会はあると思うわ。それが叶うようだったら楽しいわね」とも発言し、マギーとして戻って来る可能性が0ではない、と含みを持たせた。

現在36歳のローレンは、2019年放送予定の米ABC新作ドラマ『Whiskey Cavalier(原題)』で、CIAの諜報員フランキーことフランチェスカ・トロウブリッジを演じることが決まっている。FBI捜査官のウィル・チェイス(『スキャンダル 託された秘密』のスコット・フォーリー)とタッグを組み、恋と友情を育みながら世界を救う姿が描かれるアクション・ドラメディの主演だ。ローレン自身も本作について、とても面白い作品で新たなジャンルで演じることが楽しみだともコメント。マギーが見られなくなることは残念だが、ローレンのインテリでコミカルなCIAの役どころを見られることもファンにとっては楽しみだろう。

そんなローレンが最後に出演する、『ウォーキング・デッド』シーズン9は、米AMCで10月7日(日)にプレミア放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン3 (C) Frank Ockenfels/AMC 『ウォーキング・デッド』シーズン8 (C) Gene Page/AMC