『ダークナイト』のスタッフが手掛けるアイザック・アシモフ原作「ファウンデーション」ドラマ版、米Appleでシリーズ製作決定

数々のSF作品に多大なる影響を与えてきたアイザック・アシモフ作の傑作SF小説「ファウンデーション」シリーズをドラマシリーズ化するべく、米Appleが今年4月、企画に着手したことは当サイトで報じた通り。ワーナー・ブラザースやソニー・ピクチャーズ、20世紀FOX、米HBOなどにより実写化が企画されながらも頓挫し、その壮大な世界観を実写化することは不可能ではと思われていた本作が、ついにAppleでシリーズ化されることが正式に決定した。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

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1950年に第一作が刊行された「ファウンデーション」シリーズは、遠い未来の宇宙を舞台に、銀河帝国の崩壊と、その後に続く文明の再建を壮大なスケールで描く宇宙叙事詩。帝国の崩壊を予測した天才科学者のハリ・セルダンは、来るべき暗黒時代に備え、新たな帝国樹立のための拠点を、辺境の惑星に設立する。このシリーズはオリジナルの三部作が特に有名で、1966年にはヒューゴー賞ベストオールタイムシリーズ部門を受賞。日本では早川書房より「ファウンデーション」「ファウンデーション対帝国」「第二ファウンデーション」のタイトルで刊行された(ほかに東京創元社からも翻訳版が出ている)。その後もアシモフ自身や他の作家により、続編や前章にあたる小説が書かれている。

今回のドラマシリーズ化でショーランナーと製作総指揮を担うのは、キアヌ・リーヴスが主演を務めたDCコミックスが原作の実写映画『コンスタンティン』のドラマ版や、すべての"アメコミ映画"のイメージを塗り替えた「革命的な作風」と名高い映画『ダークナイト』を手掛けたデヴィッド・S・ゴイヤーと、『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』の製作総指揮を務め、『アバター』続編の脚本も執筆するジョシュ・フリードマン。スカイダンス社のデヴィッド・エリソン(『スター・トレック BEYOND』)とダナ・ゴールドバーグ、マーシー・ロスらも製作総指揮に加わる。

本シリーズはパイロット版なしで、10話構成のシリーズ製作が決定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『ダークナイト』
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