『ウォーキング・デッド』ショーランナー、「リックをストーリーから消すのはつらかった」

大ヒットドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』で主人公リック・グライムズを演じるアンドリュー・リンカーンが、シーズン9で降板するとのニュースは当サイトでもお伝えしてきた通り。アンドリューと長きにわたり一緒に仕事をしてきたショーランナーのアンジェラ・カンが、「リックをストーリーから消すのはつらかった」と語っている。米Cinemablendが伝えた。

カンは、「来たるリックの退場を納得いく形で描きたかったし、このキャラクターに尽くしたかった。脚本家をはじめとするスタッフ全員はリックのことが大好きで尊敬もしているから、全力を尽くして彼の旅を終わらせたいと思ったの。リックというキャラクターに値するだけの最後を描く大きな責任を感じていた」と胸の内を明かしている。

カンはリックを物語から退場させるにあたり、二重の責任を感じたという。「演じるアンドリューの事情も考慮した上で、架空の人物であるリックのことも考えなければならなかった。初めからシリーズの中心だったリックがいなくなっても物語は続いていくが、彼の不在によりシリーズの鍵となる魅力が欠けてしまうことは避けられない」と、こういった要素を踏まえた上でカンと製作チームは、リックにふさわしい結末を用意できたという。

いかにしてリックがシリーズから去るのか、自分の目で確かめるしかないだろう。ついにアンドリューが降板してしまうシーズン9は、FOXチャンネルにて10月8日(月)22:00より放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン8より
(c)Gene Page/AMC