天才子役が今度の標的に!?『ザ・プレデター』ジェイコブ・トレンブレイが役作りについて明かす

1987年の1作目以降、シリーズ3作品と述べ5作品のフランチャイズ作を世に送り出し、米国はもとより日本をはじめ世界各地で多くのファンを持つ伝説的映画『プレデター』。その最新作『ザ・プレデター』が9月14日(金)に日米同時公開となる。本作で謎の装置を起動させてしまう、物語の鍵を握る少年ローリーを演じるジェイコブ・トレンブレイが自身の役どころについて語っている。

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プライベートでは、少年らしさ全開でキュートなジェイコブだが、カメラの前に立つとその演技力に思わず息をのむ。天才子役として一躍彼の名を世界中に知らしめたのは、ブリー・ラーソンをアカデミー賞主演女優賞に導いた『ルーム』での名演技。長年監禁され極限状態で支え合う母子の姿を描いた感動作で息子ジャックを演じ、注目を集めた。そんな彼が、本作では謎の装置を起動させてしまい、宇宙で最も危険なハンターを呼び寄せる、人類にとって最悪のシグナルを発信させてしまう少年ローリーを演じている。

ローリーの父親クインを演じるのは、Netflixオリジナルドラマ『ナルコス』でDEA(麻薬取締局)捜査官スティーブ・マーフィーを好演したボイド・ホルブルック。ボイドはローリーの手元に謎の装置が渡ってしまった経緯を次のように明かす。「クインが傭兵の仕事でメキシコにいた時、プレデターの宇宙船が不時着した。その宇宙船に関する隠蔽事件に遭遇した彼は、自分が見つけた装置を証拠としてアメリカの自宅に送ったんだ。なぜなら証拠が無ければ誰にも信じてもらえないから」。続けて、「でも運悪く、彼の息子で自閉症のローリーが装置を見つけて、そのからくりを解き始めてしまうんだ。それが引き金となって、次々と問題を引き起こすことになる」と、ローリーの純真さと好奇心こそが、人類が絶滅必死の危機にさらされる原因になってしまったと語った。

トレンブレイは演じるローリーについて、「ローリーはいじめられている。彼はよく地下室で過ごしていて、物をつくるとか、パズルを解くことが好きなんだ」と明かし、それがプレデターの言語を理解できるようになったきっかけだと話した。また、ローリーを演じるにあたり、シェーン・ブラック監督とともに自閉症の人にスポーツとレクリエーションのプログラムを提供する組織を何度か訪問し、一緒に過ごした事も打ち明けた。「数人の子と友だちになって、ボードゲームをしたり、美味しいクッキーを焼いたりした。そのおかげでローリーがどんな行動をとり、どんな動きをするのかよくわかったんだ」と、天才子役と言われる所以が垣間見える、鋭い洞察力を披露した。

妊娠中の女性や子ども、致命的な病気を追っている者は弱者とみなし、標的から除外するはずのプレデターがなぜ、少年ローリーを標的にするのか? ジェイコブの名演技に加えて、プレデターの目論見にも益々期待が高まる『ザ・プレデター』は20世紀フォックス映画配給にて、9月14日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ザ・プレデター』ジェイコブ・トレンブレイ
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation