『プーと大人になった僕』"大人でありながら、少年らしいところもみせてくれる"監督が語るユアン・マクレガー

世代を超えて幅広く愛される世界的人気キャラクター「くまのプーさん」の初実写映画『プーと大人になった僕』が本日より公開となる。この度、監督を務めるマーク・フォースターが大人になったクリストファー・ロビン、そして彼を演じるユアン・マクレガーについて語ったコメントが届いた。

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「クリストファー・ロビンには、大きな責任感と罪悪感が重くのしかかっていて、もう微笑むことも笑うこともバカなこともしなくなっています。家族をサポートしよう、生活を安定させようと一心になることで、かえって家族を顧みなくなってしまっているのです。妻や娘と関わろうと努力しますが、自分自身と繋がることができなくなっています。そういう自己認識ができるようにならなければ、家族と心で繋がることなどできません」

予告編では、スーツ姿で疲れた顔をし、私たちの知っている"少年時代のクリストファー・ロビン"の面影はない。大人の階段を上っていくなかで少年時代の心を忘れてしまい、家族が大切だということが分かっていながらも、いつの間にか家族のために仕事を優先することになり"本当に大切なモノ"が見えなくなっているのだ。仕事と家族の両立で悩み、公園のベンチで頭を抱えていたクリストファー・ロビンだったが、そんな彼の前に、かつての親友プーが現れることで、あの日から止まっていた二人の物語、そしてクリストファー・ロビン自身の人生が動きはじめる。

クリストファー・ロビンを演じるユアンについて、「重くのしかかる責任感を持つ大人としての疲労感を見せながらも、その表面下に横たわる少年らしい性質も見せてくれるような俳優はなかなかいるものではありません。ユアンには、視覚的に観る者たちをそういう旅路に連れ出すことができるのです」と監督は答えている。

クリストファー・ロビンは、仕事に疲れた表情をみせる一方、プーさんと再会を果たしたあと、再び100エーカーの森へ行き、仲間たちとの再会に懐かしい日々を過ごすことになる。予告編では、イーヨーやティガーたちとの再会に笑顔をみせ、彼の中にはまだ"少年時代の心"が残っていることが分かる。その点をふまえると、本作に登場するクリストファー・ロビンは様々な経験をしてきた故の大人の顔と、少年時代に戻ったかのような顔を持ち合わせている必要がある。『スター・ウォーズ』新3部作のオビ=ワン・ケノービ役、『美女と野獣』のルミエール役など数々の役を演じ、上品かつ紳士的なビジュアルの中にも無邪気な表情を持ち合わせているユアンだからこそ、演じることのできた役なのだ。

劇場では、そんなユアンのふとしたときに現れる無邪気な笑顔に癒されて欲しい。そしてプーがクリストファー・ロビンに届けた"本当に大切なモノ"とは何なのか? 二人の物語は、あなたにとっての"本当に大切なモノ"に目を向けるきっかけになるはず。

ディズニーが贈る奇跡と感動の物語『プーと大人になった僕』は本日9月14日(金)より全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『プーと大人になった僕』
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