米CBSの人気犯罪捜査ドラマ『HAWAII FIVE-0』で、シーズン1~7でコノ・カラカウアを演じたグレイス・パークがシリーズを去ってから1年以上が経った。これまで口を閉ざしていた彼女が、初めてシリーズの降板について胸中を明かした。
グレイスはチン・ホー・ケリー役のダニエル・デイ・キムとともに、スティーヴ・マクギャレット役のアレックス・オローリンとダニー・ウィリアムズ役のスコット・カーンと同等のギャラを求めていたが、CBSとの交渉に満足いかなかったことを理由に降板を表明。最終的にCBSが二人に提示した額は、アレックスやスコットのギャラよりも10~15パーセント低かったと報じられていた。
降板が発表された当時に共同クリエイターのピーター・M・レンコフが、「(撮影で)グレイスは7年も家族と離れていた」とツイートし、彼女が家族と過ごすためにシリーズを去ったかのような投稿をアップしていた。
この度グレイスは、米Entertainment Weeklyのインタビューに応え、「レンコフのツイートを読んだ後に、"私の代わりに声明を発表するなんてクールじゃないわ"って伝えるために電話をしたの。レンコフのことは一人の人間として大切に思っているし、彼は助けになろうとしてくれたのだと思う。だけど、それ(家族)が理由で降板したんじゃないわ」と発表された当時のことを振り返った。
続けて、「私が契約を更新しなかった要因はいくつかある。教訓を学べたことは感謝しているけれど、自分の威厳のためにも最善の道を選んだの。誰もが自分のベストを尽くし、それぞれの背景を持っているわ。シリーズを通して、みんなの長所を見るよう心掛けてきた。それを再び全てやり直すかと聞かれたら、すぐにイエスとは言えないけれど。まだいろいろと考えているの。時に人は問題を隠すことに長けているけど、私もそうなのかもしれない」と、あえて降板の核心には触れなかったが、今でも複雑な心境は拭い切れないようだ。
グレイスの次回作は決まっており、複数の家族の人間模様を描いた米ABCの新作ドラマ『A Million Little Things(原題)』で、『GRIMM/グリム』のニック・ブルクハルト役で知られるデヴィッド・ジュントーリと夫婦を演じる。『A Million Little Things』は米ABCにて9月26日(水)より放送。(海外ドラマNAVI)
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