『バーン・ノーティス』のジェフリー・ドノヴァンが語る『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の撮影秘話

2015年に公開され、アカデミー賞3部門ノミネートした傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』。その続編となる『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が、11月16日(金)より公開となる。本作でジョシュ・ブローリン演じるCIA工作員マットの同僚スティーヴを演じるジェフリー・ドノヴァンが撮影秘話を語った。

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アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、あらゆるルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出し世界中を驚嘆させた前作。本作は世界観と臨場感はそのままに"新章"へと突入し、引き続き名優ベニチオ・デル・トロ(『トラフィック』)、ジョシュ(『インヒアレント・ヴァイス』)が豪華共演する。

アメリカ国内の商業施設で市民の命が奪われるという自爆テロ事件が発生。犯人の一味がメキシコ経由で不法入国したと睨んだ政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れる任務を、CIA工作員のマット・グレイヴァー(ジョシュ)に命じる。マットは、カルテルへの復讐に燃える旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ)に協力を要請。麻薬王の娘イサベル(イザベラ・モナー『トランスフォーマー/最後の騎士王』)を誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。しかしその極秘作戦は、想定外の事態を招いてしまい、過酷なジレンマに直面していく...。

そして、カルテル掃討の特殊作戦を共にするのが、ジェフリー演じるスティーヴ。『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』で6シーズンに渡り、敏腕スパイのマイケル・ウェスティンを演じ、クリント・イーストウッド監督作『チェンジリング』や、ケネディ大統領に扮した『LBJ ケネディの意志を継いだ男』など話題作に登場し、多方面で活躍している。

ブラジリアン柔術と空手が特技という一面も持つジェフリーは、本作のスタントについて「ヘリコプターがカルテル連中の上を飛んでいるシーンがあるんだけど、スタントではなく僕ら自身でやっているんだ。150mを4秒で急降下し飛び出すシーンの時も、ジョシュ、ベニチオ、僕が中にいたんだよ!」と明かし、空撮シーンは必見だ。

さらに本作の魅力について「アメリカとメキシコの間でいま起きてる内戦や現代の悲劇に関し、麻薬を防ぐだけでは済まない。運び屋の子どもたちがこの暴力の世界でいかに堕落していくのか―。そんな一面も描かれているし、とても複雑でそう単純なことじゃないんだ。この作品はその複雑さを明らかにしている」と語っている。

善悪の境界をなんの迷いもなく軽々と越え、任務を遂行していくマットに立ちはだかる苦悩、揺らぎを最も近くで目撃するスティーヴ。確かな存在感を放つジェフリーに注目だ。ルール無き国境麻薬戦争の闇を極限の臨場感で描く傑作サスペンスアクション『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は、11月16日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』
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