女性刑務所に収監されている女性たちの姿をブラック・ユーモアたっぷりに描くNetflixオリジナルシリーズ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』。現在、Netflixでシーズン6まで配信されている同作だが、次のシーズン7をもって幕を閉じることが明らかになった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
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日本時間の10月18日(木)、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の番組公式ツイッターが「警告! これを見たら泣いちゃうかも。2019年、ファイナルシーズン」とコメントを記載して動画を投稿。その中で、テイラー・シリング、ウゾ・アドゥーバ、ダニエル・ブルックス、エイドリアン・C・ムーア、タリン・マニング、ローラ・プリポン、ケイト・マルグルーら、出演キャストが順々にファンに語りかけている。
「はーい! 伝えたいことがあるの」「ついにファイナル」「最終章よ」「シーズン7で最後よ」「7年、色々なことがあったわ」「一緒に作り上げた楽しい時間、友情、愛情、家族、全てのことに感謝してるわ」「番組が終わっても、私たちの友情はずっと続く」「ファンのみんなに会えなくなることが一番寂しい」「とても貴重な経験をさせてもらった」「ずっと支えてくれて本当にありがとう」と、次々とカメラに向かって話しかける、キャストの仲の良さが伝わってくる温かいメッセージ動画だ。
クリエイターのジェンジ・コーハン(『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』)は、この決定について以下のように心情を語った。「7年も経つので、そろそろ刑務所から出してあげる時がきたのね。リッチフィールド女子刑務所の強い女性たちと、共に働いてきた素晴らしい製作スタッフに会えなくなるのは寂しくなるわ。私の心はオレンジ色だけど、悲しくて黒色に変わっていくわ」
また、Netflixオリジナル コンテンツ部門代表のシンディ・ホランドは、同作の魅力と製作に関わった人たちへの感謝の言葉を述べた。「この作品のシーズン1を撮影している時、すでにこれが素晴らしい作品だとわかっていたので、世界中の方々に早くシェアしたいけれどまだできない秘密を抱えているかのように感じていました。それ以来、リッチフィールドの女性たちのおかげで、私たちも皆さんと一緒に笑ったり、泣いたり、怒ったり...彼女たちと過ごした瞬間はまるで天から与えられた時間のようでした。この作品にお別れをするのは残念ですが、最後は絶対にワクワクすることでしょう。コーハンの画期的な視点、才能に溢れる脚本家とプロデューサー、そして世界各国の話題にのぼり、視聴者を一つに繋いでくれるような本作を生み出した素晴らしいキャストとスタッフに感謝します」
同シリーズは、パイパー・カーマンの同名ノンフィクション小説を元に描いたもの。レズビアンの元恋人にそそのかされて麻薬を密輸し、実刑判決を受けてしまった主人公パイパーが刑務所の過酷な環境を生き抜く姿を描くサバイバル・ストーリーだが、"塀の中"の個性的なキャラクターたちが繰り広げる人間模様が作品の大きな魅力。
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』はシーズン1から6をNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』
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