米AMC、『ウォーキング・デッド』の世界をますます拡大していく

現在シーズン9が放送中の大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』。スピンオフ版『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』(以下『FTWD』)が製作されているが、今後もその世界は広がっていくようだ。米Comicbookが報じている。

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今月6日(土)に開催されたニューヨークComic-conの終了後にインタビューに答えた米AMC社長のチャーリー・コーリアーが、『ウォーキング・デッド』を中心とした複数の世代にわたる世界をテーマにプロジェクトが進行していると語っていた。「まずは人々が使用しているTVやネット、地上波でつながらなければならない。我々は、何がファンを駆り立てるのか理解しようと多大な時間を費やしている」とコメント。

以前にAMCのCEOジョシュ・サパンは、「『ウォーキング・デッド』の世界を次の10年は続けていくつもりだ。シリーズファンの世界を尊重するよう慎重に計画を立てている」とコメントしていたことがあった。

そして、ショーランナーを務め、シリーズのチーフ・コンテンツ・オフィサーに昇格したスコット・ギンプルは、以前のインタビューで次のように語っている。「いろいろと違う形を考えてるんだ。新しくてクールな『ウォーキング・デッド』関連の何かをね。現在進行中の作品の付随的な物もいくつかあるし、かなりかけ離れて全く違うプロジェクトもある」と、核心には触れずに概要を述べていた。

すでにフランチャイズとして、『フィアー』を下敷きにしたウェブシリーズ『Flight 462(原題)』や『Passage(原題)』、『ウォーキング・デッド』の主人公リックが使用した鉈(なた)をテーマにした『Red Machete(原題)』などが製作されている。

またAMCは名前こそ挙げていないが、複数の大手メディア企業と提携する話も進めているとのことで、これから『ウォーキング・デッド』の世界がどこまで広がっていくのか楽しみだ。『ウォーキング・デッド』シーズン9は、FOXチャンネルにて毎週月曜に放送中。『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』は、シーズン4がAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』
(c)Jackson Lee Davis/AMC