月9でリメイク版放送中!アメリカ版『SUITS/スーツ』5つの魅力

今秋から月9で織田裕二、中島裕翔、鈴木保奈美、中村アンらが出演する日本版リメイクが放送中の人気ドラマ『SUITS/スーツ』。その放送を記念し、本国アメリカで2011年にスタートし、すでにシーズン8まで突入している本家『SUITS』の魅力をご紹介しよう。

『SUITS』の特徴の一つが美男美女のキャスト。クールな敏腕弁護士ハーヴィー役のガブリエル・マクトは10代から20代にかけて『ビバリーヒルズ高校白書』や『SEX AND THE CITY』にゲスト出演しているが、驚くことに若かりし頃よりも46歳の現在の方が魅力的。天才的頭脳を持つマイク役のパトリック・J・アダムスは彼とは違ったタイプのイケメン。さらにハーヴィーの秘書ドナ、パラリーガルのレイチェル、事務所のボスであるジェシカら美女が華を添える。

また、彼らは外見だけでなく中身も魅力的。クールで勝つためには手段を選ばないハーヴィーが一見、冷徹ながら実は情に厚かったり、マイクやドナが彼に寄せる忠誠心の高さが感動ものだったりする。本作には珍しく美男とは言えないルックス(失礼!)のルイスもキャラクターとしては見逃せない。ハーヴィーをなにかとライバル視する彼は、未熟なアソシエイツをいじめて楽しんでいるように見えて、実は彼らに対する愛は誰よりも深かったり、猫とバレエをこよなく愛する乙女な心を持っていたりする。見ているうちに愛着が湧いてくるタイプだ。

さらに本作は舞台背景、衣装、ストーリー、すべてがスタイリッシュで、観る者を飽きさせない。弁護士ドラマながら法廷シーンはさほど多くない。しかし、案件が片付くまでの駆け引きや相手を出し抜くさまをスリリングかつスピーディに描き、最後にハーヴィーたちが勝利を収めるさまは痛快だ。

テンポの良い会話も本作の特徴で、映画ネタを引用することも多い。『ゴッドファーザー』『トップガン』『タイタニック』『スター・ウォーズ』といった大ヒット映画がネタになっている。

『SUITS』のことを、先日懐妊が発表されたサセックス公爵夫人、メーガン妃ことメーガン・マークルの出世作として知った人も多いだろう。本作のレイチェル役でブレイクを果たした彼女の、プリンセスとは違う姿を見ることができる。

メーガン妃とともにマイク役のパトリックもシーズン7で卒業したが、シーズン8で新たなキャラクターも加わり、さらにはスピンオフも2019年にスタート予定。この秋は日本版、米国版の『SUITS』をともに楽しんでみては?(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUITS/スーツ』
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