『SATC』キャリー・ブラッドショーがデートしたのはいったい何人?個性的すぎるキャラの相手も

米HBOで2004年に放送が終了し、15年以上経った今もファンに愛され続けている大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公キャリー・ブラッドショーが身にまとうハイセンスなファッションは多くの女性の注目を集め、彼女の恋愛観は話題を呼んだ。自称"恋愛至上主義"のキャリー。人気コラムニストとしてNYで活躍する魅力的な独身女性を男性が放っておくわけがない! そんなキャリーの男性遍歴にスポットを当ててみよう。

■キャリーがデートした相手はいったい何人?
シーズン1からシーズン6までの全94エピソードでキャリーがデートした相手はいったい何人だろうか? きちんとお付き合いした相手から、デートだけで終わってしまった相手まで含めると約30人。華やかな男性遍歴と思いきや、キャリーはシーズンを通して満たされない想いを抱え、運命の相手を求め続けた。

■個性的過ぎるキャラクターの相手たち
キャリーがデートした相手はどの男性も魅力的。ただ個性的なキャラクターが多かったのも事実。そんな印象に残る男性たちを振り返る。

・フォトグラファーのセス
キャリーがミスター・ビッグとの別れで情緒不安定になったため、親友たちに勧められて通ったセラピーの待合室で知り合った彼がセス。初対面からフランクに話しかけてくる彼に特別なものを感じたキャリーは、デートの誘いを了承する。自分の直感を信じ、2度目のデートでセスに「あなたが好き」と告白したキャリーに、セスも同じ思いだと頷く。彼を自宅に招き入れ、良い雰囲気になった二人はそのままベッドイン。幸福感に満たされたキャリーはセスにセラピーに通っている理由を問う。すると「うまく女性と付き合えないんだ。いったん寝ちゃうと完全に興味を無くしちゃう」このセスを演じたのは、米人気ロックバンドボン・ジョヴィのリーダー、ジョン・ボン・ジョヴィ。

・バツイチ政治家のビル・ケリー
NY市スタテン島で開催されたイベントで知り合ったバツイチの政治家ビル・ケリーは、ロマンスグレーの似合う洗練された大人の男性。恋愛に憶病になっていたキャリーは、ビルのアプローチをかわし続けるが、押しの強さに負けてついに付き合い始める。順調に交際は進み、キャリーはビルの選挙運動を手伝うまでに。彼と付き合うことで自分好みのファッションから、若き日のジャクリーン・ケネディを真似たクラシカルでエレガントなコーディネートへとイメチェンを遂げていくキャリー。しかしこの完璧に見えたビルにも個性的な面が...。ある日、ビルから"おしっこをかけてほしい"と言われ驚愕したキャリーは彼との別れを決意。ビルを演じたのは『デスパレートな妻たち』でガブリエルの夫で市長を演じたヴィクター・ラング。

・世界的芸術家のアレキサンドル・ペトロスキー
ファイナルシーズンの中盤から交際を始め、ともに人生を歩んでいこうとキャリーが心に決めるのがロシア人のアレキサンドル・ペトロスキー。アレキサンドルは世界的に有名な芸術家でセレブリティ。NYを拠点に芸術活動している彼と出会い恋に落ちるキャリー。年上で芸術家らしくロマンチストなアレキサンドルと過ごしているうちに、自分が探し求めていた運命の相手はこの人だと感じ始める。友人たちの住むNYに別れを告げ、アレキサンドルとパリで二人だけの暮らしをスタートさせたキャリーだが、アレキサンドルは根っからの芸術家。芸術が目の前にあれば、恋愛は目に入らなくなってしまう。「私は恋愛至上主義の女。本当の愛が欲しいの」と彼に別れを告げる。アレキサンドルに扮したのはソ連出身の元バレエダンサー、ミハイル・バリシニコフだ。

紹介した男性以外にも、キャリーの恋愛相手には個性派が揃っている。シリアスな場面も時にあるものの、コミカルに、そしてスタイリッシュに物語が展開するエピソードが多いので、まだ観たことがない人も、全シーズン制覇した人も、『SEX AND THE CITY』でキャリーのデート相手をもう一度チェックしてみてはいかがだろうか。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SEX AND THE CITY』
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