大人気ハートウォーミング・コメディドラマ『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』のウェイド役や、Netflixのオリジナルヒーロドラマ『Marvel デアデビル』のデックス/ブルズアイ役で知られているウィルソン・ベセル。実は『キャプテン・アメリカ』のタイトルロールをクリス・エヴァンスではなく、ウィルソンが掴んでいたかもしれないという秘話を明かしてくれた。米CBR.comが伝えた。
ウィルソンは米ComicBook.comのインタビューで自身のキャリアを振り返り、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)の大役までどれほど近づいていたか、そのことで自信にどんな影響があったかを打ち明けた。「(『キャプテン・アメリカ』のオーディションは)僕の人生で最高に刺激的なことであり、合格できなかった時は人生で最も落ち込んだよ」
ウィルソンはオーディションの過程についても説明。「キャプテン・アメリカのスーツを着て、色んなことをしたよ。マーベルで他の多くの候補者たちと一緒に撮影審査にも参加した」
他の候補者たちを解放したあと、ウィルソンだけが『ザ・ファースト・アベンジャー』でメガホンを取ったジョー・ジョンストン監督と対面し、映画のストーリーボード(絵コンテ)を見せてもらうことができたのだという。一見順調に思われたオーディションだったが、彼の合格が決まったわけではなかったのだ。「それから1日か2日後だと思うけど、彼らはクリス・エヴァンスに決まったと発表したんだ。だから本音を言うと、あのオーディションに落ちたことが、プロとしてのキャリアの中で最も辛いことだった。それから、正直なところ、しばらくの間は精神的に参っていたね」
あと1歩のところで大役を逃し悔しい思いをしたウィルソンだが、今はキャプテン・アメリカを全うしているクリスのことを称賛し、結果的に良かったと納得している。「いろいろあったけど、僕がまだスーツを着た男を演じられていることは、かなりエキサイティングだと思うよ」(海外ドラマNAVI)
Photo:『Marvel デアデビル』ウィルソン・ベセル
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