映画版『ブレイキング・バッド』の主役"誘拐された人間"は、ファン待望のあの人!

高校教師が麻薬王にまで上り詰める姿を描いた大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』。同作の映画化について、当サイトでも連日お伝えしているが、このたび映画版『ブレイキング・バッド』で主役になると言われている"誘拐された人間"が、ジェシー・ピンクマンであることが明らかになった。米SlashFilmが報じている。

2時間枠の『Greenbrier(原題)』というタイトルのこのプロジェクトは、クリエイターのヴィンス・ギリガンと米ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとの専属契約締結を受け、TV映画になる可能性が高いという。そしてストーリーは、誘拐された人間が自由を求めて逃走していく物語で、『ブレイキング・バッド』シーズン5最終話でニュー・メキシコ州アルバカーキから逃げ去ったジェシーのその後を描くという。アーロンは既に主演として契約を締結していると英Digital Spyは伝えている。

ジェシーは本作主人公ウォルターの元教え子。ドラッグディーラーをしており、麻薬取締局(DEA)に追い詰められていたところでウォルターと再会し、ビジネスパートナーに。口は悪いが子どもに優しく思いやりを見せるところもあり、彼なりの正義感を持ち合わせている。本作前日譚を描くスピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』へのジェシー出演を求めてファンがSNSで訴えるほどの人気キャラクターだ。ジェシーに扮したアーロン・ポールは同役で、2010年、2012年、2014年とエミー賞助演男優賞を3度獲得している。

『ブレイキング・バッド』終了後のアーロンは、Netflixのアニメーションシリーズ『ボージャック・ホースマン』、宗教をテーマにした『THE PATH/ザ・パス』、米HBOの人気SFドラマ『ウエストワールド』シーズン3、現在米Appleで製作中の新作スリラードラマ『Are you sleeping(原題)』など、多くの話題作への出演を果たしている。

以前アーロンはDigital Spyの取材に対し、「僕はジェシーがニュージーランドかカナダかどこかで平和に暮らしているって思いたいね。だけど、実際には、あの凄惨な現場に彼の指紋が付きまくっているんだから、きっと追われてるに違いないけどね」と話していた。

果たしてアーロンの予想があたっているのか、ファン待望の『ブレイキング・バッド』ジェシー・ピンクマンのその後を描くストーリーを楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ブレイキング・バッド』シーズン5
(C) Frank Ockenfels/AMC