『ウォーキング・デッド』シーズン9の新顔5人が役柄について解説!

ついに『ウォーキング・デッド』シーズン9第5話「清算」で、主人公リック・グライムスを演じたアンドリュー・リンカーンが降板。が、同エピソードの最後に新顔となる5人のキャラクターが初登場。そこで、米Entertainment Weeklyのインタビューに、それぞれのキャストが、自分が演じるキャラクターやシリーズの出演について答えているので、紹介することにしたい。

■マグナ(ナディア・ヒルカー)
ワシントンDC近郊で小さなグループを率いているマグナは元ウェイトレスで、武器はナイフ。「撮影初日は、スタッフやキャストに家族のように迎え入れられ、ロケ地の熱さに参ってしまった。だけど、そのおかげで煌びやかではない番組の世界に飛び込みやすかった」と語っている。演じるナディアはドイツ出身で、映画『ダイバージェントFINAL』やSFアクションドラマ『The 100/ハンドレッド』などに出演。

■ユミコ(エレナー・マツウラ)
マグナと同じグループの生存者であるユミコは日系アメリカ人で、怖いもの知らずだが心優しい性格。原作ではクロスボウを操っている。ロンドンに住んでいるエレナーは、ショーランナーのアンジェラ・カンとスカイプで面談し、ユミコの役柄について説明を受けたという。そして、「"これまで一度も『ウォーキング・デッド』を見たことがない"と告白して、4週間で8シーズンをイッキ見した」と明かしている。エレナーの出演作は、映画『ワンダーウーマン』や『SHERLOCK/シャーロック』など。

■ルーク(ダン・フォグラー)
マグナと同じグループの生存者で元音楽教師。原作では、美しいものと希望があるものに価値観を見出す役柄として描かれている。「もし自分が、本当にゾンビの世界に住んでいたらどうしますか?」との質問に、「しばらく生き延びられるだろうけど、僕は準備が苦手だからね。でも楽しいゾンビになるだろうから、人間を食べない限りは僕が周りをウロついてても気にならないんじゃないかな」と答えている。ダンは、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズでジェイコブ・コワルスキーを演じ、リーガルドラマ『グッド・ワイフ』にゲスト出演している。

■コニー(ローレン・リドロフ)
マグナと同じグループの生存者で耳が聞こえないコニーは、手話を通してコミュニケーションをとる。原作では、人の心を読んで的確に状況を判断し、トラブルを回避するのが得意だと紹介されている。彼女の撮影初日がアンドリューの最終日だったという。「彼がかなり難しいシーンを撮影した後に役柄から抜け出し、新キャストを迎えるために挨拶をしに来てくれたことに感動したの」と語っている。出演作は、『The Magnificent Meyersons(原題)』や『Legacies(原題)』など。

■ケリー(エンジェル・セオリー)
コニーの過保護な姉。演じるエンジェルは、聴覚障害者のコミュニティにメンバーとして属している。そして、原作コミックスでケリーは女性ではなく男性で、しかも長身&ハゲ頭で体格が良く、自分とは真逆の設定で最初は驚いたのだという。しかし、あえて男性キャラクターを女性に変更したAMCの意図に感激したとも明かしている。エンジェルの他の作品への出演クレジットはなく、彼女にとって『ウォーキング・デッド』がスクリーンデビューとなるようだ。

『ウォーキング・デッド』シーズン9は、FOXチャンネルにて毎週月曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:左から順に、ナディア・ヒルカー、ローレン・リドロフ、エンジェル・セオリー、エレナー・マツウラ、ダン・フォグラー
(c)Jackson Lee Davis/AMC