実現しなかった映画『SATC』3作目、なんとあの人が死ぬはずだった!

『ビバリーヒルズ高校/青春白書』や『メルローズ・プレイス』などを生み出してきたヒットメーカーのダーレン・スターが、今から20年前に女性の友情と恋愛関係を描き大ヒットとなった『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。6シーズン続いたTVドラマだけでなく映画版2作まで製作された本シリーズで、残念ながら実現しなかった映画版3作目のストーリーは、主要キャラクターの一人が死んでしまうという衝撃の展開を予定していたことが明らかになった。米Entertainment Weeklyが報じている。

11月19日(月)に公開された、ジャーナリストのジェームズ・アンドリュー・ミラーが自身のポッドキャスト番組「Origins with James Andrew Miller」で、クリス・ノース演じるミスター・ビッグは劇場版『セックス・アンド・ザ・シティ』3作目で死ぬことになっていたと発言。そしてそれが、サマンサ役のキム・キャトラルが出演に合意しなかった理由の一つだったと明かした。

初期の脚本を読んだというミラーは、ミスター・ビッグことジョン・ジェームズ・プレストンはストーリーの比較的早い段階で心臓発作のために亡くなってしまうという内容だったと暴露。同シリーズのシーズン6第11話『うつろう男心』で、ミスター・ビッグは心臓の手術をしているが、そのことも踏まえた上での展開だったようだ。もし映画3作目が製作されていたら、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は未亡人になっていたということになる。

幻の映画『セックス・アンド・ザ・シティ』3作目の内容は?

「シャワー中にミスター・ビッグが心臓発作で亡くなり、失意に暮れたキャリーはサマンサやミランダ、シャーロットの友情に支えられていく...という友情を描く内容が3作目のポイントだったんだ」とミラーは語った。だが、キム扮するサマンサにはあまり旨みのある内容ではなかったため、出演合意に至らす結局3作目はお蔵入りになったとミラーは明かした。

インタビューに答えたミスター・ビッグこと、現在64歳のクリスはその脚本を読んでいないとしながらも、「3作目の脚本は、前2作よりも優れているとは聞いていたよ」とミラーに返答。「僕は皮肉屋だからね、陳腐なことは嫌いなんだ。(1作目の)映画のラストのあのクローゼットのシーンなんか特にね」と話し、ミスター・ビッグがキャリーに改めてプロポーズをする場面を挙げて、「最悪だったよ。現実ではまずありえないようなロマンチックすぎる脚本だったからね」とコメントした。だが、もし3作目が製作されるとしたら、出演する気はあるとも述べている。

Amazon Prime Videoでは、TVドラマ版『SEX AND THE CITY』のフルシーズンとなるシーズン1から6まで、映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』1と2を配信中。映画版2作はNetflixでも配信している。『SEX AND THE CITY』見どころはこちら。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SEX AND THE CITY』
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