理想の配役が実現!?『ザ・ソプラノズ』映画版、トニー・ソプラノ役が決定

米HBOで1999年から6シーズンにわたり放送され、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞で作品賞も受賞した犯罪ドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』。その前日譚を描く映画版『The Many Saints of Newark(仮題)』の製作が進められているが、この度、ドラマ版の主人公トニー・ソプラノの若き頃を演じる俳優が明らかになった。米Deadlineが報じている。

ドラマ版でジェームズ・ガンドルフィーニが演じていたトニーの役を引き継ぐことになったのは、2013年に心臓発作を起こして51歳で急死したジェームズの実の息子であるマイケル・ガンドルフィーニ。2018年に映画『オーシャンズ8』やHBOのドラマ『DEUCE/ポルノストリート in NY』に出演していた若手俳優だ。本作の放送開始20周年を記念して今年上旬にニューヨークで行われたパネルディスカッションに、オリジナルのキャストやスタッフとともに登場していた。

マイケルは「若き日のトニー・ソプラノを演じるという、父の遺産を受け継げることを心から光栄に思う。(ドラマ版クリエイターである)デヴィッド・チェイスらと一緒に仕事ができることにとてもワクワクしているよ」と述べている。

この映画版では、ニュージャージー州ニューアークで対立するアフリカ系ギャングと、イタリア系マフィアのメンバーが関わりを持ったことで、さらに抗争が激化する様子が描かれるという。

マイケルのほかには、トニーの叔父ディッキー・モルティサンティ役にアレッサンドロ・ニヴォラ(『デビルズ・ノット』)が決まっているほか、役名は不明ながら、ヴェラ・ファーミガ(『ベイツ・モーテル』)、ジョン・バーンサル(『Marvel パニッシャー』『ウォーキング・デッド』)、コリー・ストール(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』『ストレイン』)、ビリー・マグヌッセン(『イントゥ・ザ・ウッズ』『マニアック』)の出演が報じられている。

オリジナルのクリエイターであるデヴィッド・チェイスがローレンス・コナー(『ROOTS/ルーツ』『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)とともに脚本を執筆。ドラマ版でエミー賞の監督賞を受賞したアラン・テイラーがメガホンを取る。(海外ドラマNAVI)

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親子だけあってそっくり!?
ジェームズ・ガンドルフィーニ
(C) NYAB/FAMOUS
マイケル・ガンドルフィーニ
(C) NYWJ/FAMOUS