アメリカのリアル弁護士が選ぶ！リーガル海外ドラマ【トップ5】

弁護士が活躍する法廷ドラマは、アメリカでは大人気のジャンル。競争の激しいジャンルの1つと言えるこのシリーズで、米AdWeekが調査した「米国在住の本物の弁護士が一押しするドラマ」のベスト5が発表された。お気に入りのドラマは入っているだろうか？　ランキング形式で発表しよう。

本家『グッド・ワイフ』を見たことがなくても100パーセントハマる！怒涛の展開の連続『グッド・ファイト　華麗なる逆転』でアメリカの今を目撃する!

7シーズン続いた法廷サスペンス『グッド・ワイフ　彼女の評決』の1年後を描いた『グッド・ファイト　華麗なる逆転』。シカゴの弁護士事務所を舞台に、逆境を乗り越え、次々と押し寄せる訴訟問題に立ち向かうダイアンを中心とした女性弁護士たちを力強く描き、全米批評家サイトRotten Tomatoesの評価で驚異...

第5位：『SUITS／スーツ』（USA Network）

5位はスタイリッシュな法廷ドラマ『SUITS／スーツ』。

弁護士の資格を持たないマイク（パトリック・J・アダムス）を雇用するところから始まる本作は、現実社会ではご法度な弁護士ドラマだが、元弁護士のジャネット・ワットは、「仕事を始めるとき、法を学んだ学生は皆、最高の弁護士から雇用されたいと思うものよ。そしてそれがいつの日か、反対側にいることを願うの」と語り、雇われ側のマイクの立場でいることから、できる弁護士として君臨するハーヴィー（ガブリエル・マクト）側になるキャリアを夢見るものだと、この作品の展開を語っている。

また、ガブリエルの家族とビバリーヒルズの近所で共に育ったというロサンゼルス在住のメリッサ・K・ダゴダグ弁護士は、「魅力的なキャラクターがいっぱいのメロドラマで、しかも低予算で撮影できるロケ地を利用している」ことが長く続いている秘訣だと指摘。キャレン・ゴットリーブ弁護士は、「弁護士的な思考をすることによって、どうやってクライアントの依頼に対する大胆な計画を思いつくのかを重点に置いている。私のセレブの顧客の一人は、"メーガン・マークルも含め、この作品全体がとても元気付けられるものであるだけでなく、どうやったら弁護士になれるのかがわかるくらい脚本が素晴らしい"と言っているの」と明かす。

第4位：『グッド・ワイフ』（米CBS）

夫のスキャンダルを機に、弁護士として復帰することになったアリシアを中心に、たくましく生きる女性たちの姿を描く全7シーズン続いた法廷ドラマ『グッド・ワイフ』。

先述のワットは、「アリシアが業務に取り掛かる時、私も彼女のように歩きながら同じことを言っていたわ。多くの弁護士は、もしアリシアのように頭がキレるならば、クライアントの依頼案件と、その人の人生に対してアリシアと同じような手法で着手していくはず」と発言。ダゴダグ弁護士は、「演技が素晴らしいわ。それに脚本が純粋な人間らしさを醸し出していて親しみが持てる。それからこの作品の弁護士たちはクライアントのことを本気で思って助けている。優しい弁護士を描く法廷ドラマはあまりないわ」と述べる。

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第3位：『ナイト・オブ・キリング　失われた記憶』（米HBO）

イギリスの法廷ドラマを元にした2016年のミニシリーズ『ナイト・オブ・キリング　失われた記憶』。ある夜、見知らぬ美女と出会い一夜をともにした大学生。翌朝、目を覚ますとそこには変わり果てた女性の姿が――。青年は突然、殺人容疑で逮捕されてしまうという展開。一体犯人は誰なのか？　全8話だが、3位にランクイン。

その魅力は「少ない話数の中に詰まった緊張感と俳優の演技力」だと、ダゴダグ弁護士は答える。また「このドラマは、真実を追求する物語。人間や、組織の間違いのせいで、真実がどうやって隠されてしまうのかを物語っている」とコメント。NYのカサンドラ・スパングラー弁護士は、「アメリカの法曹界の現実をきちんと伝えているわ。それに法や、法曹界の抜け穴に焦点を当てているし、弁護士とクライアントというユニークな関係もきちんと表現されている」という。

U-NEXT（ユーネクスト）で独占配信中。

第2位：『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』（米NBC）

TVドラマ史上の残る長寿人気番組『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』。凶悪な性犯罪に日夜立ち向かっているNY市警本部を舞台に、現代社会が直面する様々な問題を追っていく。

ドラマの舞台であるNYの法律事務所で働くニキータ・バルゲイヴァは、「瞬きしないでイッキ見できるくらい好き。凶悪犯罪や犯罪者には、好奇心があるし何か病みつきになるのよ。この作品はそれをとてもよく表現している」と評価。またゴットリーブ弁護士は、「私の顧客でもあるマリスカ・ハージティ（オリビア・ベンソン役）の演技力は素晴らしいわ。メディアで報道される実話や事件を作品内に取り込むようなドラマはこれが1番よくできている」とコメントした。

Hulu（フールー）で配信中。

第1位：『ダメージ』（米FX）

本国アメリカで2007年から2012年に放送され、ゴールデングローブ賞と2度のエミー賞に輝いた大人気リーガル・サスペンス。2012年に終了しているにも関わらず、本作が堂々の一位を獲得した。

冷徹な弁護士パティ・ヒューズ（グレン・クローズ）と、出世への野心あふれるエレン・パーソンズ（ローズ・バーン）が、巨額の賠償金がかかった数々の訴訟を巡り、いかに策略を巡らせていくか、という展開が見どころの法廷ドラマ『ダメージ』。

弁護士のデイヴィッド・ヤング・ホー・キムは、「映画のような映像で、非常にアグレッシブな作品」と総称。コネチカット州のデイヴィッド・ドレイパー弁護士は、「グレン・グローズが演じる複雑で無謀な惹きつけられるキャラクターが素晴らしい」と作品の魅力がグレンにあることを述べた。先述のダゴダグ弁護士も、惹きつけられると言っているが、同時に「グレンとローズが、ただただ最高なの。手強い敵に、復讐劇という組み合わせは、病みつきになるものよ」とストーリーも魅力だと発言。

U-NEXT（ユーネクスト）やAmazon Prime Video（レンタル）などで配信中。

弁護士モノの海外ドラマを楽しもう！

どの作品も、それぞれに魅力があり、日本でも人気の作品が多い。リアルな弁護士たちもハマって楽しんでいるリーガルドラマを今一度チェックしてみよう！（海外ドラマNAVI）

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