【動画あり】スーパーボウルの名物CMでチョコまみれになった、あの大御所俳優に迫る!

毎年2月に行われるアメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウル。今年も男性チアリーダーの登場やMaroon5のハーフタイムショーなど、大いに盛り上がり幕を閉じた。話題に事欠かないスーパーボウルイベントだが、ショーの合間に放送されるCMも注目の的。本国で驚異の視聴率を叩き出すこの一大イベントで流れるCMからは、"アメリカらしさ"が伺える。昨年は、映画『ツインズ』でアーノルド・シュワルツェネッガーと双子を演じたり、『バットマン リターンズ』のペンギン役でも知られる大御所俳優、ダニー・デヴィートの出演CMが話題になった。

ダニー・デヴィート、スーパーボウルでチョコまみれ

数々の映画やドラマに出演してきたダニーによる、スーパーボウルのチョコまみれCM。スポンサーはチョコレート菓子で有名なM&Ms。mのイニシャルがプリントされた赤いTシャツを着たダニーが、うっとりした表情でチョコレートの海に浮かんでいる。CMの最後に「うーん、スーパーボウル」と言うだけのシュールなオチだが、チョコまみれダニーの姿はお茶の間に強いインパクトを残した。

実はダニーが出演したM&Msのコマーシャルは2種類あり、もう一つはダニー自身がM&Msになるというもの。ラッキーペニー(幸運の1セント)を拾い「人間になってみたいなぁ」とつぶやいたダニー扮するM&Msの身体が突如大きくなって、見事人間に! 「ねえ、僕のこと食べたい?」「食べたいと思う?」と路上を歩く人に尋ねてまわり「やったー! 誰も僕のこと食べたくないってー!!」と大喜びしたところで衝撃のオチが待っている...というもの。

話題の俳優ダニー・デヴィート

TV界と映画界をまたにかけて活躍するダニーは、1944年、イタリア系アメリカ人の両親のもと、米ニュージャージー州で生まれた。高校卒業後に、一旦、姉の経営する美容院で職を得るが、その後アメリカン演劇アカデミーで演技を学ぶ。舞台をメインに活動を始め、1970年全米公開映画『カッコーの巣の上で』でスクリーンデビューを果たす。タクシー会社を舞台にしたコメディドラマ『TAXI(原題)』では、1980年にゴールデン・グローブ賞を、1981年にエミー賞を受賞している。

ビバリーヒルズに居を構え、アクションドラマ『UC アンダーカバー特殊捜査官』や映画『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』のプロデュース業、スポーツのリアリティ番組『The Sport Jerks(原題)』では脚本を担い、過去にはレストランを経営したりと、俳優業以外にも活躍の場を広げている。

3月29日(金)より公開となるディズニー映画『ダンボ』にも、サーカス団のオーナー、マックス・メディチとして登場する。

ダニー・デヴィートのTVドラマ出演作

『コミンスキー・メソッド』

年老いてもなお押し寄せる人生の荒波を笑い飛ばしつつ、支え合いながら暮らすシニア世代の話。主演はオスカー俳優のマイケル・ダグラスとアラン・アーキンで、ダニーはマイケル演じるサンディ・コミンスキーの主治医、ドクター・ウェクスラー役を演じている。サンディのシリアスな疑問や不安にコミカルに答えるダニーの演技は、見ていて何となく安心感を覚えてしまう。『コミンスキー・メソッド』は、Netflixで配信中。

(海外ドラマNAVI)

Photo:

『コミンスキー・メソッド』シーズン1