映画『フロスト×ニクソン』でデビッド・フロストを演じ、大学病院に勤務する産科医のセックスの研究を描いた『マスターズ・オブ・セックス』では、主人公ウィリアム・マスターズに扮した英国出身のマイケル・シーン。彼が、新作ドラマにシリアル・キラー役で出演することが明らかになった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
ワーナー・ブラザーズと米FOXが手がける新作ドラマ『Prodigal Son(原題)』は、マルコム・ブライトという名の犯罪心理学者を中心に描いたもの。マルコムは、犯罪者の心情が手に取るようにわかるが、それは彼の実の父親が、通称"外科医"と呼ばれる悪名高きシリアル・キラーだから。ダークコメディであり、マルコムがNYPDと協力しならが犯罪者を捕まえる様子が描かれる。だが、その中で登場する彼の母は人を操るのがうまく、妹はうざったいほど普通で、そして未だに息子との絆を取り戻したかっている犯罪者の父親が絡んでくる...というストーリー。
マイケルは、マルコム父である連続殺人犯のマーティン・ウットリーを演じる。マーティンはかつて、家族思いで、セレブを患者に持つ有名心臓外科医だった。だがそんな彼は、人を狩猟するという精神疾患を持つ人物で、20以上もの殺人を犯した罪で服役していた。
息子で主人公のマルコムの配役はまだ決定していないが、その他のキャストに、ルー・ダイアモンド・フィリップス(『NUNB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』)、オーロラ・ペリノー(『ロスト・エモーション』)、フランク・ハーツ(『LEFTOVERS/残された世界』)らがいる。
パイロット版の脚本を手掛けるのは、クリス・フェダク(『CHUCK/チャック』)と、サム・スクレイヴァー(『Ben & Kate』)。二人は、グレッグ・バーランティ(『リバーデイル』『THE FLASH/フラッシュ』)、サラ・シェクター(『レジェンド・オブ・トゥモロー』『ブラインドスポット タトゥーの女』)、リー・トランド・クリーガー(『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』『YOU ―君がすべて―』)らとともに、製作総指揮にも名を連ねる。
またマイケルは、英国作家ニール・ゲイマンとテリー・プラチェット著の小説「グッド・オーメンズ」のドラマ版『Good Omens(原題)』に天使アジラフェール役で出演する。『Good Omens』は6話構成で、Amazon Prime Videoで2019年に配信予定だ。
マイケルが一風変わったシリアル・キラーを演じる『Prodigal Son』は、続報が入り次第お届けしたい。(海外ドラマNAVI)
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マイケル・シーン
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