『ヴァンパイア・ダイアリーズ』ポール・ウェズレイ、リメイク版『ロズウェル』を監督することに

人間の美少女が、美しきヴァンパイア兄弟と禁断の三角関係を繰り広げる『ヴァンパイア・ダイアリーズ』(以下『VD』)。同作で、ステファン・サルバトーレを演じたポール・ウェズレイが、リメイク版『ロズウェル/星の恋人たち』と、『VD』のスピンオフ『Legacies(原題)』で監督を務めることが明らかになった。俳優業とは異なるチャレンジを、Entertainment Weeklyのインタビューで語っている。

ポールは2014年に『VD』シーズン5第18話で初メガホンを取り、その後全5話で監督を務めた。『シャドウハンター: The Mortal Instruments』にも監督として参加し、今回米CWが1月中旬から放送している『ロズウェル/星の恋人たち』のリブート版にあたる『Roswell, New Mexico(原題)』と、『VD』のスピンオフ『オリジナルズ』の、更にスピンオフという珍しい位置付けの青春ドラマ『Legacies』でもメガホンを取ることになった。

ポールは、今回この2作で監督するにあたっての心情を次のように語った。「『Legacies』は、ユーモアがある作品だと思っているよ。『VD』では何年も体を張ったシーンを多くやっていたけれど、今回はちょっと楽しいジャンルの作品だよね。『Roswell, New Mexico』は、俳優も趣も違うね。場所もニューメキシコだし。ここで撮影するのは初めてなんだ。とても綺麗な木々や山の広大な自然に囲まれていて、まるである意味西部劇の中にいるみたいだった。そういう点が今までの経験との違いかな。(Netflixの)『マニアック』でキャリー・フクナガ監督がやったように、作品の全エピソードをやりたいという気持ちもわかる。長編映画のようになるしね。でも、もし各シーズン全22話で6シーズンそれを全て監督するっていうのは無理だと思うから、それは作品によるんじゃないかな。すでに誰かが描いてきた作品に突然やってきて、1話だけ監督するというのは難しいと思うけど、それがチャレンジでもあると思うよ。タイムラインや、その作品のトーン、そういうものに自分の色を加えて作っていくということを理解しないといけないと思う」

また、監督業で何が一番大変かと聞かれると、「時間だ」と回答。「TV番組の場合、天候や俳優の都合などで、どうしても予定通り進まないことがある。でも、毎週放送されるものだから、遅れるわけにはいかない。『Legacies』は大好きだけど、これは実際にあった話なんだ。6、7人のキャストとスタントが戦うシーンがあって、何度も何度も撮影するんだけどうまくいかなくて。"ああ、だめだ、今日はもう終わらない"って正直思ったこともあるよ。時間の制限がある中で、きちんとしたものを作り出さないといけない。それが大変な作業だね」

俳優としては、新作スリラードラマ『Tell Me a Story(原題)』に出演中のポール。これからも俳優業と監督業共に活躍していくことだろう。(海外ドラマNAVI)

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ポール・ウェズレイ
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