『ブレイキング・バッド』や『ウォーキング・デッド』を放送する米のケーブル局AMCが、クローン人間として生まれた女性たち描くサスペンスドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』を甦らせる企画を進行させているという。米Varietyが報じている。
『オーファン・ブラック』は、自分がクローンの一人であることを悟ったサラを中心に、複雑な陰謀が徐々に解き明かされていくシリーズ。
主人公サラをはじめとするアリソンやコジーマといった個性が異なるキャラクターを、主演のタチアナ・マズラニーが一人七役で演じ分け、その演技力が絶賛された。
現時点で、浮上しているプロジェクトはスピンオフでもリブートでもなく、『オーファン・ブラック』と同じ世界を舞台にした全く新しい物語になるとのこと。
オリジナル版を製作したTemple Street Productionsが新シリーズも手掛け、現在プロデューサーは脚本家を探しており、どんなシリーズにするかアイデアを出し合える人材を集めていると伝えられている。
オリジナル版でクリエイターを務めたグレーム・マンソン(『CUBE』)とジョン・フォーセット(『スパルタカス』)が、新シリーズに続投するのかどうかは不明だ。
オリジナル版にはサラを演じたタチアナのほか、義弟フェリックス役でジョーダン・ガヴァリス(『追憶の森』)、サラの恋人ポール役でディラン・ブルース(『アメリカン・ゴシック ~偽りの一族~』)、ヴィク役でマイケル・マンド(『ベター・コール・ソウル』)、アート・ベル役でケヴィン・ハンチャード(『ブルーに生まれついて』)、ミセスS役でマリア・ドイル・ケネディ(『THE TUDORS ~背徳の王冠~』)らが出演していた。
『オーファン・ブラック』が正式に甦ることが決定した際には、キャスティングや内容などの続報をお伝えしていきたい。『オーファン・ブラック』の作品概要はこちらから。(海外ドラマNAVI)
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『オーファン・ブラック』
(C)Ken Woroner/BBC AMERICA