『ゲーム・オブ・スローンズ』と共に成長してきたアイザック・ヘンプステッド・ライト、"おかしな子ども時代だった"

間もなく待望の第八章を迎える大人気の大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)で重要な鍵を握る人物の一人、ブラン・スタークを演じるアイザック・ヘンプステッド・ライト。同作開始当初はわずか10歳だったものの今では立派な青年になった彼が、自身の子ども時代を語った。(※本記事は『ゲーム・オブ・スローンズ』の重要なネタばれを含みますのでご注意ください)

英雑誌Rollacoaster Magazineのインタビューに答えた現在19歳のアイザックは、自身の過去と将来について話した。「振り返ってみると、僕の子ども時代はめちゃくちゃ変だったよ。文字通り『GOT』で青春を過ごして大人になったんだからね。(『GOT』が終わることは)昔からの友だちに別れを告げるようなものさ。人生でとても大切だった友だちにね。でも同時に、今後のことはとても楽しみだよ。まだ20歳にもなってないんだから! 人生はこれからスタートするようなものなのに、すでに『GOT』を経験しているんだからね。スゴイことだよ」

アイザックが演じるブランは、腹違いの兄ジョン・スノウとともにウィンターフェルで生まれ育った。その後、夢に出てきていた〈三つ目の鴉〉に会うため壁の北側に向かう。そして、幻視で過去と現在の全てが見えるようになる。

同作の終幕のタイミングに関しては、「僕らは本当に他に類を見ない素晴らしい作品を生み出したと思っているよ。これ以上シーズンを伸ばすのは、作品への冒涜になると思う」と述べ、「『GOT』は今が絶頂期にある。だからこそ、物語は終わるべきなんだ。もしあと10シーズンできたとして、みんな見てくれるだろうし、製作側はそれでもっと稼げるよね。でも、今こそがこの物語の終幕なんだ」と、第八章で終了することが完璧だと語った。

また、エンディングの情報が漏れてしまうことを避けるため、何パターンかの最終シーンを撮影したかという問いには、「いや、撮ってないね。少なくとも僕は。1つだけのエンディングを知っているよ」と答えた。

さらに、ファンに人気にあったキャラクターがいなくなった時、どういう気分だったかと聞かれ、「つらかったよ。長期にわたる撮影でキャストたちはとても仲良くなるし、大切な人になるんだから。キャラクターがいなくなってしまう時は、本当に大事な友だちを失ったような気持ちになったよ。特に、クリスチャン・ナイアン演じる(いつもブランの傍にいた)ホーダーがいなくなった時は、とっても寂しかった」と振り返った。

またアイザックは、第五章にだけ出演していないことについて、「僕のエージェントから"プロデューサーから電話だよ"と言われた時に、"来た! もう死ぬんだ! 出演しないんだ!"と思ったよ。だけど、"第五章だけお休みしてくれ"と言われ、ホッとしたんだ」と、今だから話せることも述べた。

4月9日で20歳を迎えるアイザック。当時は小学生だった彼は、同作に出演するという貴重な体験の中、成長して大人になっていったようだ。(海外ドラマNAVI)

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アイザック・ヘンプステッド・ライト
(c)Tom Rose