『グッド・ワイフ』ジョシュ・チャールズ、Showtime新作ドラマでラッセル・クロウ&ナオミ・ワッツと共演

ラッセル・クロウ(『グラディエーター』)が主演を務める米Showtimeの新作リミテッドシリーズ『The Loudest Voice(原題)』に、人気法廷ドラマ『グッド・ワイフ』のウィル役で知られるジョシュ・チャールズが出演することがわかった。米The Hollywood Reporterが報じた。

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全8話の構成になるという本作は、2017年5月に77歳で亡くなった米大手テレビ局FOXニュース初代CEO、ロジャー・エイルズを題材にしたもの。彼は常に共和党と密接な関係にあり、過剰な演出で同局を盛り上げ、熱心な視聴者を掴むようにした人物。本作はそんなエイルズの周囲の人々にインタビューし執筆されたガブリエル・シャーマンによるニューヨーク・タイムズのベストセラー「The Loudest Voice in the Room(原題)」を原作としている。

ラッセルが主人公ロジャーに扮し、FOXニュースの元キャスター、グレッチェン・カールソン役でナオミ・ワッツ(『ジプシー』)も出演する。

ジョシュが演じるのはグレッチェンの夫ケーシー・クロース。元野球選手のスポーツエージェントで、日本では田中将大投手のニューヨーク・ヤンキースへの移籍を実現させた敏腕代理人としても知られている。ケイシーはFOXニュース内で居心地の悪い思いをしていたグレッチェンに対し、彼女が置かれている環境がそこまで悪いものだとは考えていない。

グレッチェンは2016年に、ロジャーから性的関係を迫られたが、それを断ったために番組を解雇されたとして、ロジャーとFOX Newsに対して訴訟を起こした。グレッチェンに続いて複数の女性たちが訴訟を起こしたことで、ロジャーはCEOの座を辞任することとなった。

他に、シエナ・ミラー(『アメリカン・スナイパー』)、セス・マクファーレン(『宇宙探査機オーヴィル』)、サイモン・マクバーニー(『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』)、アナベル・ウォーリス(『ピーキー・ブラインダーズ』)、アレクサ・パラディノ(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)らが出演する。

シャーマンはショーランナーのトム・マッカーシー(『スポットライト 世紀のスクープ』)とともに第1話の脚本を共同執筆する。製作総指揮を務めるのは、ラッセル、ジェイソン・ブラム(『KIZU-傷-』)、アレックス・メトカーフ(『ゴッド・タウン』)、マーシー・ワイズマン(『KIZU-傷-』)、ジェレミー・ゴールド(『KIZU-傷-』)、ライザ・チェイシン(『ジプシー』)、カリ・スコグランド(『ウォーキング・デッド』監督)。スコグランドは最初の2話でメガホンを取る予定で、現在ニューヨークでの制作が進行中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ジョシュ・チャールズ
(C)FAM020/FAMOUS