犯罪サイコサスペンス『キリング・イヴ』、シーズン2放送開始直後にシーズン3へ更新!

ヨーロッパ各地を舞台に、英国諜報機関MI6の諜報員とサイコパス暗殺者という女性二人の攻防を描くブラックユーモアを盛り込んだ犯罪サスペンスドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』。BBCアメリカで同ドラマのシーズン2が放送開始された4月7日の翌日、早くもシーズン3の製作が発表された。

MI6の諜報員イヴを演じるのは、医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のクリスティーナ役でおなじみのサンドラー・オー。彼女はイヴ役で、エミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞のTVドラマ部門で最優秀主演女優賞を受賞している。暗殺者ヴィラネルを演じるのは、『サーティーン/13 誘拐事件ファイル』に出演していたジョディ・カマー。ほかに、イヴの上司キャロリンをフィオナ・ショウ(『ハリー・ポッター』シリーズ)が演じている。

米TVガイドなど複数のメディアによると、『キリング・イヴ』製作は、通常のドラマとは違って各シーズンごとに女性ショーランナーが交代するというユニークな流儀があるとのことだ。シーズン1のクリエイターであるフィービー・ウォーラー=ブリッジ、シーズン2のクリエイターであるエメラルド・フェネルに引き続いてシーズン3を牽引するのは、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』で幾つかのエピソードの脚本を担当したスザンヌ・ヒースコート。彼女たち3人は、製作はもちろん脚本も自身で手掛けている。

今回の件に関してフェネルは、「『キリング・イヴ』シーズン2を手掛けてとてもエキサイティングな一年だった。伝統にとらわれないこのドラマに、シーズンごとにショーランナーが入れ替わる手法はピッタリだと思う。シーズン1でウォーラー=ブリッジが生み出した何人かのキャラクターを受け継ぐことは私にとって"ご褒美"だった。ヒースコートが次に何をするか待ち切れないわ」と語っている。

また、ウォーラー=ブリッジも、「次の素晴らしい走者であるクリエイターに『キリング・イヴ』シーズン3のバトンを渡すことに非常にワクワクしているの。ヒースコートが、おもしろおかしく残忍な出来事を描くことで、キャラクターたちが活かされるとわかって、私たちは熟睡できるわ」とジョークを込めて話している。

さらに、AMCネットワークのエンターテインメント・ネットワーク部門の社長サラ・バーネットは、「素晴らしいサンドラ、ジョディ、フィオナという出演者たち、そしてこのドラマを私たちは愛しているわ。クリエイターたちは、観た者がクセになる面白い2シーズンを製作してくれた。次シーズンも信頼できる人に任せることができて楽しみよ。『キリング・イヴ』は決まった型に当てはまらないドラマで、3人の才能あふれる女性クリエイターたちにこの機会が与えられて嬉しいわ」と語っている。

米国にて『キリング・イヴ』シーズン1は毎週放送される度に視聴者数を増やし、シーズン1フィナーレでは当日(ライブ)視聴および録画を含めた3日以内の視聴者数が125万人にものぼり話題となった。

『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン2はBBCアメリカにて現在放送中。作品見どころやレビューは海外ドラマNAVI作品データベースをチェック!(海外ドラマNAVI)

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『キリング・イヴ/Killing Eve』©Parisa Taghizadeh/BBCAmerica