ジュリアン・ムーア、スティーヴン・キング「リーシーの物語」ドラマ版で主演に

『11.22.63』と『キャッスルロック』でタッグを組んだ作家スティーヴン・キングとヒットメイカーのJ・J・エイブラムス。今度は主演にオスカー女優のジュリアン・ムーア(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)を迎え、米Appleオリジナル作品を手掛けることになった。米Deadlineが報じている。

『Lisey"s Story(原題)』というタイトルの全8話構成の新作は、キングが2006年に執筆した長編『リーシーの物語』を元にしている。同作は、有名作家だった夫スコットを2年前に亡くしたリーシー(ジュリアン)が主人公。悲しみにくれならが遺品の整理をしていたリーシーは、スコットに起こった思い出をかみしめる。やがて、夫が何かを自分に知らせようと「道しるべ」を遺品に忍ばせていたことに気づく。一体何を知らせようとしているのか? 頻発する謎と怪事のさなか、スコットの未発表原稿を狙うストーカーが身辺にあらわれはじめ、その魔の手はリーシーも狙っていくようになるという。

TV版の脚本は全てキング自身が執筆し、ジュリアンは主演だけでなく製作総指揮も兼任する。ジュリアンは、2014年の映画『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞。それまでにも数多くの作品に出演しているが、TVドラマへの出演は珍しい。

先日、米Appleは同社オリジナルシリーズなどが視聴できる「Apple TV+」を発表。エイブラムスは、シンガソングライターのサラ・バレリス(『30 ROCK/サーティー・ロック』)と製作する『Little Voices(原題)』や、ジェニファー・ガーナー(『エイリアス』)と取り組むミニシリーズ『My Glory Was I Had Such Friends(原題)』もAppleで手掛けており、『Lisey"s Story』は、同社で彼が製作する3作品目になる。この新作の続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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ジュリアン・ムーア
(C)JHMH/FAMOUS